【3月17日 MODE PRESS WATCH】仏オートクチュールメゾン「ジバンシィ(Givenchy)」の新アーティスティック・ディレクターに「クロエ(Chloé)」の元クリエイティブ・ディレクターであるクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)が就任した。

「ジバンシィ」のすべてのコレクションにおけるクリエイティブの責任者となるクレアは「ユベール・ド・ジバンシィ(Hubert de Givenchy)が長年に渡り築いた、この自立した女性像は、いつも私のインスピレーションの源として存在していた。この伝説的なメゾンの歴史の一部となれる事を、非常に喜ばしく光栄に思っている。ジバンシィのチームと共に、この美しい歴史に新たなチャプターを書き加えることを、心から楽しみにしている」と語った。

 フィリップ・フォルトゥナト(Philippe Fortunato)「ジバンシィ」CEOは「我々チームは、クレアの着任を心から歓迎している。彼女が類稀なるそのセンスにおいて、ジバンシィにエレガンスとモダニティのエッセンスを注ぎ、これからのジバンシィ・ファミリーを率いる存在となることを確信している」とコメント。

 またベルナール・アルノー (Bernard Arnault)LVMH取締役会長兼CEOは「クレア・ワイト・ケラーをLVMHグループの一員として迎えることを、心から嬉しく思っている。彼女が持つ幅広い知識とビジョンが、ジバンシィが次なるフェーズへと踏み出すための、独自の道を切り開いてくれると信じている」と声明を発表した。

 10月に予定されている「ジバンシィ」の17/18年春夏コレクションで、クレア・ワイト・ケラーの初となるコレクションが発表される予定。(c)MODE PRESS