【1月19日 AFP】海辺のリゾートで知られるフランス南部カンヌ(Cannes)の高級宝飾店で18日、客を装った強盗が1500万ユーロ(約18億円)相当の宝飾品を奪う事件が発生した。地元警察が発表した。

 警察によると、30代とみられる強盗は米高級ジュエリーブランド「ハリー・ウィンストン(Harry Winston)」の店舗にサングラス姿で客のふりをして入店。その後、拳銃と手りゅう弾らしきものを取り出して強盗を働き、徒歩で立ち去ったという。

 ただ発砲はされず、負傷者もいない。

 警察は犯人の身元を特定するため防犯カメラの映像の解析を進めている。

 カンヌのデービッド・リスナール(David Lisnard)市長は今回の強盗事件について「防げたし、防ぐべきだった」とし、生体認証ソフトウエアの使用を認めるよう政府に求めた。(c)AFP