【12月16日 MODE PRESS WATCH】「フェンディ(FENDI)」は、米マイアミで11月30日から12月4日まで開催されたデザインフェア「デザイン・マイアミ 2016(Design Miami 2016)」にて、クリスティーナ・チェレスティーノ(Cristina Celestino)とコラボした家具コレクション「ザ・ハッピー・ルーム」を発表した。

 同コレクションは、注目のイタリア人デザイナーであるクリスティーナ・チェレスティーノが、「フェンディ」初の巡回VIPルーム用にデザインしたもの。アールデコのジオメトリックなモチーフを軸に、50年代イタリアン・デザインを連想させる淡い色合いの組み合わせが特徴だ。「フェンディ」のアイコニックな要素もいくつか取り入れており、大理石のテーブルやソファにはイヤリングの留め金風のパーツを施すなど、遊び心がちりばめられている。また同ブランド特有のファーも随所に用いられており、さまざまな素材をミックスして職人技を融合したラグジュアリーなラインナップとなっている。

 特筆すべきは、クリスティーナ・チェレスティーノがフェンディのために初めて取り入れた、樹脂による特殊なファー加工“エテレ”だ。1971年に「フェンディ」が発表したファーケープ「アストゥッチョ(Astuccio)」を想起させるレットアウト技法を用いたファーのパネルが、ミラー付きの大きな衝立スクリーンにあしらわれている。対照的な素材を交互に用いたことで立体感が生まれ、ドラマチックな印象に変化している。

 世界中の「フェンディ」ファンのためにデザインされ、女性らしさと洗練されたエレガンスに結びつく、プライベートかつパーソナルなコレクション。ファッションだけでなく、インテリアやデザインを通してブランドの世界観を発信している同ブランドに、これからも注目して!

■お問い合わせ先
フェンディ ジャパン/03-3514-6187

■関連情報
・フェンディ 公式HP:http://www.fendi.com
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