【12月8日 MODE PRESS WATCH】東京都写真美術館(Tokyo Photographic Art Museum)は2017年1月29日まで、総合開館20周年記念「TOPコレクション 東京・TOKYO」展を開催している。

 今年、約2年にわたる改修工事を終えたばかりの同美術館は、世界でも数少ない、日本初となる写真と映像の総合美術館。写真の誕生から現代までの、写真の歴史上で重要な国内外の作品や芸術性の高い映像作品など、3万3千点以上を収蔵しているほか、機材・装置等、写真・映像文化を理解するために必要なものもコレクションしている。

 リニューアル・オープン後、最初のコレクションとなる本展は、「東京」がテーマ。 東京は、誰もがさまざまなイメージを思い浮かべることのできる都市。しかし、そのイメージは人それぞれに異なり、一つのイメージに集約しきれない不思議さを持っている。また、東京はこれまでたくさんの写真家のインスピレーションの源にもなってきた。本展では“東京を表現、記録した国内外の写真作品を収集する”という、同美術館の収集方針の一つのもとに集められた作品の中から、戦後から現代の作品を中心に展示する。また、毎年異なるテーマを決めて開催している「東京・TOKYO 日本の新進作家vol.13」展と同時開催される。

 出品作家は荒木経惟(Nobuyoshi Araki)、森山大道(Daido Moriyama)、ホンマタカシ(Takashi Homma)、花代(Hanayo)、畠山直哉(Naoya Hatakeyama)、本城直季(Naoki Honjo)ほか。今回の展覧会を通して、あなたのまだ知らない東京、そして新しい写真芸術の世界を感じられるかも。ぜひ足を運んでみて。

■展覧会概要
・総合開館20周年記念「TOPコレクション 東京・TOKYO」展
期間:2016年11月22日~2017年1月29日 
休館日:月曜 ※月曜が祝日の場合は開館、翌平日休館、年末年始(12/29-1/1)
場所:東京都写真美術館
東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
電話:03-3280-0099
料金:一般 500円、学生 400円、中高生・65歳以上 250円
※小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料
※第3水曜日は65歳以上無料

■関連情報
・東京都写真美術館 公式HP:http://topmuseum.jp
(c)MODE PRESS