【12月6日 AFP】米人気の歌手レディー・ガガ(Lady Gaga)さん(30)が、5日に放映されたテレビ番組のインタビューで、10代の時に性的暴行を受けたことによる精神的な後遺症の一つとして、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と現在も闘っていると告白した。

 NBCの番組「トゥデー・ショー(Today Show)」は同日、シンガー・ソングライターのガガさんが、ニューヨーク(New York)にあるLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の若者向けのホームレス支援施設「アリ・フォーニー・センター(Ali Forney Center)」で行ったインタビューを放送した。

 番組でガガさんは、「あの子たちに言ったの、私は心の病を抱えている、PTSDを患っているって」と明かした。

 LGBTのアイコン的存在で、以前から性的少数派の権利尊重を訴えてきたガガさんは、同センターを利用している若者に対し、自分の問題を直視する勇気を持ってほしいと呼び掛けた。

「あなたたちが抱えている種類の問題を私は抱えていないけれど、私には心の病があり、その心の病と毎日闘っている」「心の落ち着きを保つのを助けるために、私にはおまじないが必要なの。『あなたは勇敢だ、あなたには勇気がある』と唱えるの」と語った。

 ガガさんは以前にも、うつや不安との闘いを告白していた。だがPTSDを患っていることを打ち明けたのは、今回が初めてだった。(c)AFP