【11月18日 MODE PRESS WATCH】「ユニクロ(UNIQLO)」が18日、17年春夏コレクションを都内で発表した。関係者や報道陣が約17か国から集まるなか行われたプレゼンテーションでは、福士リナ(Rina Fukushi)をはじめとした約40名のモデルが街中やオフィス、家の中などのシーンを演出しコレクションを披露。あらゆる世代の生活を支えるシンプルで上質なウェアが登場した。

 フランスの港町マルセイユからインスピレーションを得た「イネス・ド・ラ・フレサンジュ(Inès de la Fressange)」は、ネイビーをキーカラーに展開。ニューヨーク近代美術館(MoMA)とのコラボレーションプロジェクト「エスピーアールゼット・ニューヨーク(SPRZ NY)」では、現代芸術家ソル・ルウィット(Sol LeWitt)やフランソワ・モルレ(Francois Morellet)らにフィーチャーした幾何学アートが目立った。スポーツシーンに対応する「ユニクロスポーツ(UNIQLO SPORT)」はラインナップを大幅に拡大し、ウィメンズも充実。機能性インナー「エアリズム(AIRism)」は、さらにデオドラント効果と吸湿性がアップした。

 さらに、デニムの研究・開発を行う専門施設「デニムイノベーションセンター(DENIM INNOVATION CENTER)」をロサンゼルスに開設したことを発表。ファーストリテイリング(Fast Retailing)傘下のプレミアムでデニムブランド「ジェイブランド(J BRAND)」のメンバーら、グループのデニム開発のスペシャリストが集結。生地や加工技術の研究・開発を行い、サンプル作成なども社内で一括管理する。同施設で開発された商品は2017年秋冬シーズンより、「ユニクロ」「ジェイブランド」の両ブランドから発売される予定だ。(c)MODE PRESS