【10月26日 MODE PRESS WATCH】米デルタ航空(Delta Air Lines)の新ユニフォームを、米ファッションデザイナーのザック・ポーゼン(Zac Posen)がデザインした。

 ポーゼンによる新ユニフォームは、デルタ航空の長きにわたる歴史と航空会社らしさを尊重しつつ、大胆な配色とクラシックなスタイルを融合したモダンなデザイン。多様性に富んだ従業員グループが働く様々な環境にフィットする、機能性の高いワードローブに仕上がった。

 メインカラーは、米国パスポートと同じ色の濃い紫色“パスポート・プラム”、深い紅色の“クルージング・カーディナル”、濃いグレー色の“グランドスピード・グラファイト”と名付けられた3色。また、“スカイライン・スレート(グレーがかった濃い青色)”と“トラベリング・シスル(薄紫、アザミ色)”の2つのアクセントカラーを組み合わせて使用した。

 女性用の薄紫色のブラウスには、シグニチャーデザインであるウィング型の襟が取り入れられている。デルタ航空のロゴで“ウィジット”と呼ばれる三角形のモチーフは、コレクション全体にアクセントとして用いられ、整備チームなど直接乗客に接しない部門のユニフォームには、アウターに目立つ形で取り入れられている。また、活動量が多く動きが早い空港や機内の環境にあわせ、革新的な生地や素材技術を駆使。

 整備やランプ職員など、直接乗客と接しない従業員のユニフォームは、ザック・ポーゼンのデザインと色調アドバイスに基づき、米アパレルメーカー「ランズエンド(Lands' End)」が製作する。

 新ユニフォームは今年12月から来年初めにかけて約千人が試着し、そのフィードバックによる微調整を行った後、2018年の第1四半期から、客室乗務員、空港の地上職員、整備や空港ランプ職員など、全世界の6万人以上の接客および空港勤務の従業員が着用する予定だ。

 仕事中もグラマラスに見えるように、数々の繊細なディテールが施されている新ユニフォーム。2018年の登場を前に、ひとあし早くチェックしてみて!

■関連情報
・デルタ航空 ユニフォーム発表会 スペシャルウェブサイト:http://news.delta.com/high-flying-fashion-uniforms-unveiled-exclusive-event
・デルタ航空 新ユニフォームフォトギャラリー:http://news.delta.com/delta-runway-reveal-model-lookbook-photo-gallery
・ザック・ポーゼン 公式フェイスブック:www.facebook.com/officialzacposen
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