【6月24日 AFP】「ヴァレンティノ(VALENTINO)」現クリエイティブ・ディレクターのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)が、「ディオール(Dior)」のアーティスティック・ディレクターに指名される運びだと報じられた。

 ファッション情報紙WWDは23日、キウリが契約に最終合意したと業界筋が語ったと報じた。「ディオール」「ヴァレンティノ」の両ブランドは、報道に関するコメントを控えている。就任が決定すると、キウリは「ディオール」創業以来初の女性アーティスティック・ディレクターになる。

 キウリは、20年に及ぶクリエイティブ・パートナーであるピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)とともに、2008年から「ヴァレンティノ」のクリエイティブ・ディレクターとして活躍してきた。一方の「ディオール」のアーティスティック・ディレクター職は、昨年10月にデザイナーのラフ・シモンズ(Raf Simons)が退任して以来、空席のままになっていた。

「ディオール」のシドニー・トレダノ(Sidney Toledano)CEOは先月、後任については「いずれ発表される」とAFPに語っていた。(c)AFP