【5月26日 MODE PRESS WATCH】ナショナルデパート株式会社のオリジナルブランド「女王製菓」が新たに展開する、お菓子とストーリーを連動させた岡山土産が、25日からウェブで先行発売を実施したが、予想を大きく上回る反響の結果、発売開始と共に即完売。29日からは、岡山駅内直営店「NEW WORLD BAKERY」、岡山空港内「天満屋空港ショップ」、自社ECサイトでも発売開始する。

 女王製菓はこれまで、全57話からなる菓子にまつわる物語を、漫画風イラストと小説パートで構成し、物語中に登場する菓子とセットにして販売するという、今までになかったスタイルの菓子ブランド。現在までに13話まで発表されているが、著者である秀島康右の多忙により断筆を余儀なくされた悲運の菓子でもある。物語中に必ず登場する「パンが無ければ◯◯を食べればいいじゃない!」が決め台詞で、これは王妃マリー・アントワネットの「Qu’ils mangent de la brioche.」(ではブリオシュ〔パン菓子〕を食べるがよい)という逸話を元にしている。2014年には念願であったマリー・アントワネットのお膝元、パリの老舗百貨店ル・ボン・マルシェで販売され、2015年5月にはベルサイユ宮殿公認ブランド「ROSA COMTESSE」とのコラボレーションも果たした。

 今回発売される新章第一話『享楽の庭に眠る将軍の金塊と、夜の静寂に妖しく光る漆黒の城』は、安土桃山時代の武将・宇喜多秀家をモデルとした架空の大名「ル・デュック・ド・ウキタ」の発令した質素倹約令により、バター使用を謳いながらマーガリンを使った粗悪な偽フィナンシェを作る悪徳きびだんご商人を追いつめる痛快ストーリー。商品には全8ページの漫画ノベルとポストカード、缶バッジ、そしてフレッシュバターを100%使用したフィナンシェ6つを同梱。価格は1800円(税抜)。

■関連情報
・ナショナルデパートネットストア:http://store.depa.jp/
(c)MODE PRESS