【4月20日 MODE PRESS】三陽商会(SANYO SHOKAI)が20日、新たに手がけるライセンスブランド「ブルーレーベル・クレストブリッジ(BLUE LABEL CRESTBRIDGE)」(以下、ブルーレーベル)と「ブラックレーベル・クレストブリッジ(BLACK LABEL CRESTBRIDGE)」(以下、ブラックレーベル)の記者説明会を開催した。

 両ブランドはそれぞれ「バーバリー・ブルーレーベル(Burberry Blue Label)」、「バーバリー・ブラックレーベル(Burberry Black Label)」の後継ブランドとして15/16年秋冬シーズンから展開され、デザイナーの三原康裕(Yasuhiro Mihara)氏がクリエイティブディレクターを務める。

■「継承と革新」を共通コンセプトに

 両ブランドの共通コンセプトは「継承と革新」。英国らしいブランドデザインや、「プレミアム・ベーシック」をキーワードとした商品展開、「バーバリー」時代からの強みであったアウターや雑貨、三陽商会ならではのクオリティーといった伝統を引き続き継承しながらも、三原氏によるディレクションを加えることにより、今までよりエッジの利いたコンテンポラリーなアイテムを展開していく。また、三原氏と社内のスタッフとの連携を密にすることで、継承と革新をうまく調和させたブランドの確立を目指す。

■「本物を見てきた会社のDNAを軸に」三原氏

 自身について「いわゆるアバンギャルドで世の中に対して反抗的な服を作ってきたことで知られていると思う」と自ら語った三原氏。最初に話を聞いたときには、なぜ自分なのかという想いがあったと明かしつつも、「僕の洋服やものづくりが好きな部分に目を向けてくださったことに興味を持った」とコメント。また今後の意気込みについて「(三陽商会は)1943年から70年以上続いている会社であり、それはつまり海外ブランドも含め多くの本物を見てきたということ、この会社のDNAはそこに尽きる。また、商品の作りや、物づくりに対するスタッフの方々の姿勢にとても感動した。この会社のモチベーションの高さ、勢い、熟練の人たちがいる強みといったものを軸にしてブランドを展開していきたい」と語った。

■8月までは前ブランドと併売

 両ブランドともに、商品展開は7月からスタート。8月までは前ブランドと併売する。「ブルーレーベル」に関しては、従来の「バーバリー・ブルーレーベル」の英国らしさとプレッピーな雰囲気を残しつつ、より上質で大人っぽいアイテムを展開。また「ブラックレーベル」は、上質さやクリーンな要素と並行して、ポップな要素や遊び心のあるデザインを取り入れる。さらに両ブランドともに、三原氏が得意とするシューズをはじめ、時計やiPhoneケースなど雑貨のバリエーションを拡充して展開する。

■関連情報
・ブルーレーベル/ブラックレーベル クレストブリッジ 公式HP:http://www.crestbridge.jp/
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