【2月27日 MODE PRESS】30代のおしゃれな主婦層を中心に根強く支持されているファッション雑誌「VERY」の専属モデルとして活躍しながら、フジテレビの情報番組「バイキング」金曜日レギュラーとしての顔を持ち、化粧品ブランドなどのCMにも登場するクリス-ウェブ 佳子(Yoshiko Kris‐Webb)さんは、2人の女の子の母親でもある。2014年の目覚ましい活躍は、雑誌の枠を飛び出し、テレビ、ラジオ、コラム執筆など幅広い活動が目立った。モデル、母、妻、コラムニスト、イベントプロデューサー・・・・・沢山の顔を持つ彼女の活躍に、今後もますます注目が集まる。そんな、今最も注目される女性の一人、クリス-ウェブ 佳子さんに話を聞いた。

■インタビュー:クリス-ウェブ 佳子

—働くママとしてのこだわりは?

 お母さんになると女性は強くなってしまうから、自分を甘やかす事ができなくなる。物質的に自分を甘やかすことはできるけど、なかなかそれも難しい。ある方に「積極的になまけてください」という言葉をかけられたときに、ハッとしたんです。積極的になまけるって、ポジティブだなって。

 それから、こういうお仕事をするようになってから、最近特に仕事の相談をよく受けるようになりました。専業主婦の方の中には、働いていない事に劣等感を感じる人もいるようですが、もしそう感じるのであれば働いた方がいいと私は思うんです。主婦というのも、ひとつの仕事だと思いますが、外に出て仕事がしたい、または外で仕事をすることで自分がポジティブになれるのであれば、積極的にお勧めしたいですね。

—ウェブ家の子育てルールをひとつ教えてください

 我が家は、基本的に子供たちにテレビを観せていないんです。情報化社会のデータや知識に埋もれてしまうよりも、自分が実際に目で観て感じた事を信じてほしい。ただ、唯一週に一度だけ寝室で一緒に観る番組があるんです。「世界の果てまでイッテQ!」を観ながら、みんなでハラハラドキドキ、時には涙を流しながら笑い転げるというのが、習慣です。

 とはいえ、それ以外で子供たちがテレビを観る機会がないので、ちょっと気になって子供たちにテレビ観たい?と聞いた事があるんです。きっと学校では妖怪ウォッチなんかも流行っているだろうし、話に入っていけないのもかわいそうかな・・・と思って。でも、彼女たちは親の心配をよそに全然興味がないみたいです。彼女たちなりにテレビ以外の楽しみや遊びを何通りも持っていて、毎日楽しんでいますね。そんなうちの子たちを、ほかのお友達は「カッコいい!」といってくれるそうです。そんな素敵なお友達に囲まれて、一緒になってペインティングやレゴで遊んだり、ダルマさんが転んだなんかしている姿をみると、安心しますね。

—仕事と育児のバランスはどのように取っていますか?

 昨年、仕事がどんどん忙しくなってきて、子供たちとの時間が昔と比べて少なくなってしまったときに、仕事をセーブしようかと悩みました。子供たちにそれを伝えると、驚く事に泣きながら仕事を辞めないでほしい、もっとママがお仕事してるところが見たいと訴えられました。

 仕事と育児のバランスという、働くママの永遠のテーマを私も抱えています。しかし、子供たちが「お仕事をしているママが好き」と言ってくれること、そして主人の理解があることで私が私らしくいられる。そんな幸せなことないなって。だとしたら、私ももっともっとがんばりたいし、かといって肩肘張らず、楽しみながら、家庭の事も子育ても取り組みたいなと思っています。

—2015年の目標は?

 VERYでもブログをやっていますが、もともと文字を書くことが好きなので、いつかはどういう形であれ本を出したいです。コラムニストとしての活動も積極的にやっていきたいですね。それから、いまやっているブログをもっと、いろんな方たちに活用してもらえるような発信の場にしていきたいです。ママたちが情報交換できるような、掲示板機能があったら便利だな・・・とかいろいろ妄想しています。それから・・・・昨年も沢山やらせていただきましたが、トークショーの数をもっと増やしたいです。読者の方、世の中の働くママたちと直接コミュニケーションができる貴重な場でもあるので、私自身、毎回本当にいろいろなことを勉強させていただいています。ほかには、昨年初めて経験させていただいたのですが、イベントのプロデュースなんかもまた手がけてみたいですね。(c)MODE PRESS