【8月5日 MODE PRESS】「ナイキ(Nike)」は4日、新キャンペーン「JUST DO IT -キミの一歩を踏み出そう」の一環として、様々なジャンルで活躍するトップアスリートたちと大学生200名を一堂に会し、トークイベントを行った。

■豪華なゲスト6名

 今回ゲストとして登壇したのは、スキージャンプの高梨沙羅(Sara Takanashi)選手、サッカーの李忠成(Tadanari Lee)選手、パラリンピック日本代表の中西麻耶(Maya Nakanishi)選手、ボクシング WBA世界スーパーフェザー級チャンピオンの内山高志(Takashi Uchiyama)選手、バスケットボール女子日本代表の大神雄子(Yuko Oga)選手、元プロ野球選手で野球解説者の小宮山悟(Satoru Komiyama)氏の6名。それぞれがキャンペーンの主旨でもある「一歩を踏み出す」大切さを実感した瞬間について語った。

■ソチ五輪の結果をバネに

 高梨選手は、昨シーズン行われたW杯の写真を紹介しながら「今年のソチ五輪では結果を出せず、何もできないまま日本に帰ってきてしまいました。すごく落ち込みましたし、一時は今後の進退についても考えましたが、その後、たくさんの人に支えられてW杯を戦い抜き、結果も出すことができました。私にとってはこれが新たな第一歩を踏み出せた瞬間です」と語った。

■義足を楽しみたい

 また、ソフトテニスの選手として出場予定だった国体の最終選考会前日に事故に遭い、右脚切断を余儀なくされ、現在は義足の陸上競技選手として活躍する中西選手は、「できなかったことをずるずる引っ張っていても仕方がない。中学生の頃からスポーツを通して切り替えることの大切さを学んでいたので、義足になってできないこともあったけれど、吹っ切ることができました。義足自体を楽しんでいきたいなと思っていますし、周りから見て格好いいなと思われるような足になりたいと思っています。私はそうやって障害と向き合っていきたいですね」と話した。また一度は引退を表明したものの、その後引退を撤回し現役続行を表明した経緯について、「日本は海外に比べ、オリンピックとパラリンピックの隔たりが大きいと感じています。その状況を見て諦めるのではなく、自分自身が道を切り開いていきたいと思っています」と新たな挑戦に取り組む決意を明らかにした。

■目標を見つけて突き進んで

 そのほか、韓国籍を持ちながら日本に帰化し、その後のアジアカップで自ら決勝点を決めチームを優勝に導いたことがターニングポイントとなったという李忠成選手や、2008年のW杯出場をかけて中国と対戦し、敗退したことがプロ転向を決断するきっかけになったと語った大神選手、大学入学直後までは芽が出ず、同級生の荷物持ちなどをさせられていたが、懸命に練習を重ねていたらいつの間にか周りより強くなっていたという内山選手などそれぞれが新たな一歩を踏み出した瞬間について語った。また、現在指導者としても活躍する小宮山氏は、「人生の大先輩として、新しいことにチャレンジすることは非常に重要。スポーツじゃなくても、身近なところに目標を見つけて突き進んで欲しい」と集まった大学生たちにエールを送った。

■関連情報
・ナイキ 公式HP:http://www.nike.com/jp/ja_jp/
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