【7月18日 MODE PRESS WATCH】ニューヨークを代表するモダンなラグジュアリー・アクセサリーブランド「コーチ(COACH)」は、エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターとしてスチュアート・ヴィヴァース(Stuart Vevers)が就任後初となる広告キャンペーンを発表した。

 今回撮影を担当したのは、伝説のフォトグラファー、スティーブン・マイゼル(Steven Meisel)。制作はニューヨークの高級ブランディングエージェンシーBaron & Baronが手がけた。ほかに、スタイリストのカール・テンプラー(Karl Templer)、メイクアップアーティストのパット・マグラス(Pat McGrath)、ヘアのグイド・パラウ(Guido Palau)、そしてアートディレクションにはファビアン・バロン(Fabien Baron)が起用された。モデルには、レキシー・ボーリング(Lexi Boling)、レオナ・ビンクス・ウォルトン(Leona Binx Walton)、ヴァネッサ・ムード(Vanessa Mood)、ハーレス・クーシック(Harleth Kuusik)、グレイシー・ヴァン・ガステル(Gracie Van Gastel)、イッサ・リッシュ(Issa Lish)、デイヴィッド・アレクサンダー・フリン(David Alexander Flinn)といったファッション界の輝かしい新星たちが顔を並べる。


 この秋、世界同時にローンチされる同キャンペーンは、スチュアート・ヴィヴァースの初コレクションとなるレディ トゥ ウェアとアクセサリーを全面に打ち出す。ヴィヴァ―スの初コレクションに色調のヒントを与えたのは、アメリカの風景を映画的に描写する、写真家のジョエル・スターンフェルド(Joel Sternfeld)の作品の数々だ。本キャンペーンのヴィジュアルにもこれらの作品が採用されており、ニューヨークのランドマークであるウエストマンハッタンの空中緑道 「The Highline」(ハイライン)を撮影した『Landscape with Path』シリーズの作品に、スティーブン・マイゼルが撮り下ろしたポートレートを組み合わせている。

■ コメント:スチュアート・ヴィヴァース

「新しいキャンペーンにとても満足しています。エフォートレス、ユースフル、パーソナル、オーセンティック、そして生来のクールさといった、Coach Girlのスピリットが映し出されています。このキャンペーンには、コーチのブランドの心髄にある自由さ(フリーダム)と、スターンフェルドとマイゼルの写真が醸し出すどこか懐かしいノスタルジックな趣とが共存しています。この写真たちが大胆に、そしてモダンな表現で重ねあわされる様こそ、コーチの新しいビジョンを表しているように思います」

■コメント:ファビアン・バロン
「コーチは、本物のニューヨークの歴史と伝統を豊富に持つ素晴らしいブランドです。スチュアートやビクターといった先見性に富んだチームとの仕事を通じて、アメリカを純粋な視点から捉えた、モダンで若々しくパーソナルな印象でありながら、万国でも受け入れられるものを創り上げていくことはこの上ない喜びです」

■コメント:ビクター・ルイス/コーチ・インク最高経営責任者
「私たちが押さえた写真の数々が、世界各国のファッション感度の高いお客様の心に響くことと確信しています。そして、最終的にブランドを活性化し、スチュアートのコレクションとコーチのバッグを盛り上げてくれるでしょう。ニューヨークは、74年前よりコーチのホームタウンで、我々のハートを捉えて離しません。ニューヨーク市民と観光客にとって重要なランドマークであるハイラインをサポートできることを誇りに思います。私たちがブランド変革を進める上で、このパートナーシップが一つの布石となるでしょう」
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