【7月1日 MODE PRESS】静岡県富士宮市にある富士山ワイナリーが手がける甲州ワイン「Shizen」が今、世界で注目を集めている。その軽く爽やかな口当たりは、繊細な日本料理の魅力を最大限に引き立てるとして、様々なメディアや世界的なワインの権威から評価を得ている。今回はそんな「Shizen」の魅力を3つの観点から紐解く。

■様々な専門家がプロジェクトに参加

 「Shizen」は、2003年まで絶滅の危機にあった甲州ブドウを使用。米国人のアーネスト・シンガーが、ワインの醸造を通じて日本の農業、ワイン産業を支援し、農業に従事する若い人たちを増やすことを目的にプロジェクトをスタートさせた。また、世界で日本料理が増え続ける中で和食にマッチするワインがないことも開発の背景にあった。

 ブドウ栽培に関しては、その分野で第一人者として知られるニュージーランドのリンカーン大学のグレン・クリーシー教授を招き、新しい栽培技術を導して高品質のワインを効率的に生産することを試みた。さらに実際のワイン造りの過程では、ボルドー大学醸造学部長のドゥニ・デュブルデュー教授を招聘。ブドウ本来の特徴を引き出すため優しくプレスするなど醸造過程を工夫することで、日本料理が持つ繊細さと絶妙な風味を引き立てる爽やかで切れのあるワインを完成させた。

■海外メディアや世界的権威からも絶賛の声

 100%甲州種のワインが完成した2004年、『ワイン・アドヴォケート』誌のロバート・パーカー・jr氏(Robert M. Parker, Jr)は、「こんなピュアで美しい日本のワインを初めて飲んだ。アメリカでも私の好きな寿司と一緒に飲みたい」と絶賛。2007年にはそれまで日本産ワインの輸入が禁止されていたEU区域にも輸出認定第一号として輸出され、話題となった。その後、米『ニューヨーク・タイムズ(The New York Times)』や、英『ガーディアン(The Guardian)』、『ジャパン・タイムズ(The Japan Times)』などのメディアでも取り上げられるようになり、現在ではミシュランの三ツ星レストランでも、近年のヴィンテージが提供されるまでになっている。

■画家の千住博によるラベルデザイン

 こうした味の良さに加え、ワインの魅力を引き立てるのが画家の千住博(Hiroshi Senju)の作品が描かれたラベルデザインだ。透き通るようなワインと絶妙にマッチする千住氏の絵によって、スタイリッシュでありながらも「Shizen」の魅力が一目で伝わるボトルになっている。(c)MODE PRESS

【製品概要】
・ドメーヌ・Shizen キュヴェ・ドゥニ・デュブルデュー
参考上代:3,300円(消費税別)

・Shizen キュヴェ・ドゥニ・デュブルデュー
参考上代:2,000円(消費税別)

【お問合せ先】
株式会社ミレジム/03-3233-3801

【関連情報】
・富士山ワイナリー 公式HP:http://www.shizenwine.com/