【3月13日 MODE PRESS WATCH】プラチナ・ジュエリーの国際的広報機関、プラチナ・ギルド・インターナショナル(Platinum Guild International)が、総量約1kg、時価5000万円相当のプラチナ製ポートレートを製作、公開した。プラチナは化学的に安定している特性からアレルギーを起こしにくく、その輝きが長期にわたり持続されることから、最高級の貴金属として知られている。

 「色褪せず、永遠に輝き続けたい」という女性の想いをプラチナを使って表現したいという想いからスタートした今回のプロジェクトには、日本を代表するクリエイターや、宝飾技術の第一人者らが多数参加。クリエイティブ・ディレクターは、文化庁メディア芸術祭グランプリの受賞経験を持つ大八木翼が、アートディレクターはラフォーレ原宿の広告などを手がける吉田ユニが務めた。

 ポートレートの製作には約13000個のプラチナの球を使用。プラチナの素材を知り尽くす熟練の職人たちがその一つ一つを研磨し、形が歪まないように球体加工を施した。さらに、緻密に計算された下絵に手作業でひとつずつプラチナ球を埋め込み、4人がかりで一週間かけて完成させた。この製造過程の様子は、特設サイト(http://platinumsphereportrait.com/)で見ることができる。(c)MODE PRESS