【9月11日 MODE PRESS】旅や自然、過去の思い出など、さまざまなものからインスピレーションを得た香りを生み出してきた「ラルチザン パフューム(L'Artisan Parfumeur)」がこの秋、ひとつの愛の物語から描き出したシングルフラワーフレグランス「セヴィーヤ ローブ」を発売する。

 「セヴィーヤ ローブ(セヴィリアの夜明け)」は、調香師のベルトラン・ドゥショフール(Bertrand Duchaufour)が聞いた一組の男女の物語を香りで表現したもの。物語の舞台は、スペイン・アンダルシア地方のセヴィリア、街にお香の香りが漂うスピリチュアルな祝祭の時期。咲き乱れるオレンジの花からは蜜のような甘い香り、人ごみからはラベンダーのコロンの香り、儀式を行なう教会からはキャンドルの香りが漂う中、作家である一人の女性がスペインの男性と情熱的な恋に落ちる・・・。

 「この物語から素晴らしい香水が生まれるに違いない」とベルトランは、セヴィリアの象徴的なオレンジの花をモチーフに、情熱と願いに満ちた香りを作り上げた。幕開けは、オレンジの木の青々しさに同地で愛されるラベンダーが混じるトップノート。そしてジャスミンアコードやビーズワックス、オレンジフラワーアブソリュートが情熱的かつ官能的に香るミドルノートへ。ベースノートは、セヴィリア産のラベンダーとフランキンセンスが共鳴し、フレグランス全体にスピリチュアルな重みを与える。情熱的でありながらどこか物憂げ、「ラルチザン パフューム」らしいドラマティックな移り変わりの美しい香りだ。

 「セヴィーヤ ローブ」オードパルファン リミティッド エディションは、2万4150円(100ml)。9月12日から伊勢丹新宿店で先行発売、26日から全国で発売される。(c)MODE PRESS