【6月30日 AFP】カザフスタン出身のモデル、ルスラナ・コルシュノワ(Ruslana Korshunova)さんが28日、ニューヨーク・マンハッタンのアパート9階の自室から転落し、死亡した。死因については捜査中だが、部屋に争った形跡がないことなどから自殺の可能性が指摘されている。

 コルシュノワさんは7月2日に21歳を迎えようとしていたところだった。ロシア版ヴォーグ(Vogue)誌やフランス版エル(Elle)誌の表紙を飾り、クリスチャン ディオール(Christian Dior)やマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)、DKNYなどのブランド広告に起用されるなど、人気モデルのひとりだった。

 コルシュノワさんは当日の早朝にウォールストリートにあるワンベッドルームのアパートに帰宅。午後に転落するまで、兆候はほとんどみられなかった。同アパートのドアマンは、デーリー・ニューズ(Daily News)紙に対し「彼女は当日朝に帰ってきました。笑顔で、落ち込んでいる様子はなかった。彼女はとても優しい子で、いつも笑っていた。沈んだ様子をみせたことがなかった」と話す。
 
 以前コルシュノワさんと交際していたArtem Perchenokさんは、ニューヨーク・ポスト(New York Post)紙に対し、デミ・ムーア(Demi Moore)出演作『ゴースト ニューヨークの幻(Ghost)』を鑑賞した後に彼女をアパートまで送ったと語り、「彼女はとても素敵な人物だった」とコメントしている。(c)AFP