【3月18日 MODE PRESS】サンモトヤマ(SUN MOTOYAMA)銀座本店1階がリニューアルし、英国のラグジュアリー・ブランド「アスプレイ(Asprey)」がオープンした。

■227年の伝統を持つ英王室御用達ブランド

 1781年にウィリアム・アスプレイによって創業されたた「アスプレイ」は、英国王室御用達のラグジュアリー・ブランド。2006年には、ポールスミスで23年間にわたりブランディングや商品レンジの拡張に貢献してきたホーカン・ロゼニウス(Hakan Rosenius)をクリエイティブ・ディレクターに迎えた。

 モダンなジュエリーやシルバー製品、上質なレザーを使ったバッグ、精巧なウォッチ、陶器など227年にわたる伝統を守りながら、実用性と芸術性を兼ね備えた商品が幅広く揃う。

■時代を越えるクオリティ

 オープンにあわせ来日したロゼニウスは、アスプレイから初めてオファーを受けた瞬間のことを今でもよく覚えていると話す。

 「両親や周りの大人を通じて、小さな頃からよく知っていたブランドだったから、本当に驚いた。同時に、時代を越えるクオリティを持つアスプレイに、自分の知識と経験が活かせると思ってワクワクした」。

■色やシルエットでモダンさを

 アーカイブから得たイメージに、美術や建築、デザインの展覧会などから得たインスピレーションを盛り込み、デザインを練っていく。「展覧会に行って肌で感じた大胆さや時代の空気と、アスプレイの伝統を上手くミックスしていくのが好き。タイムレスなものに、色やシルエットでモダンさを加えることで、ファッション性を出すんだ」

■より多くの人に良いものを

 全商品と広告戦略、プロモーション、VMDを統括するロゼニウスの目標は、“敷居を下げる”ことではなく、“門戸を広げる”ことにある。「アスプレイと聞くと、大人の高級ブランドというイメージを持つ人も多いだろうけど、僕は若い人を含めたより多くの人に良いものを持つ喜びを伝えたい。だから今、比較的手ごろなレザー小物や、シルバー製品に力を入れているんだ。いずれは青山や原宿みたいなエリアに出店しても面白いかもね」と今後の抱負を語った。(c)MODE PRESS