【12月17日 MODE PRESS】米ニューヨークのグッゲンハイム美術館(Guggenheim Museum)で13日、ヤング・コレクターズ・カウンシル(Young Collectors Council)主催のイベント「アーティスト・ボール(Artist’s Ball)」が開かれ、写真家ライアン・マッギンレー(Ryan McGinley)の表彰式や、チャリティ・オークションなどが行われた。

■クロエがスポンサー

 会場には、同イベントのスポンサーを務めたクロエ(Chloe)のデザイナー、パウロ・メリム・アンダーソン(Paulo Melim Andersson)をはじめ、女優やモデル、アート・ファッション関係者らが大勢出席した。

 クロエのラルフ・トレダノ(Ralph Toledano)社長は、クロエの08年春夏コレクションを着て出席したゲストたちを目に「非常に喜ばしいね」とコメント。共同でチェアパーソンを務めた女優のパイパー・ペラーボ(Piper Perabo)も、クロエのジオメトリックな紫のドレスで登場。「とても暖かみのある色彩ね」と語った。

■アンダーソン&マッギンレーは超多忙

 ニューヨークに24時間しか滞在しないというアンダーソンは「もの凄く忙しくてね。実際の話、今ウィーンに住んでるんだけど今年は3回しか帰れなかった。でも今夜はとても刺激的で、一年間を締めくくるのにぴったりな方法だと思うよ」とコメント。

 活躍の目覚ましい若手アーティストとして表彰され、作品が同美術館に収蔵されることになったマッギンレーは「ニュージャージーに住んでいた子供のころからグッゲンハイム美術館に来ていたんだ。よくフィールド・トリップにも参加したよ。そこで今夜表彰されるなんて一大事だよ」と語った。

 しかし、マッギンレーにもアンダーソン同様に超多忙なスケジュールが待っている。「明日の朝9時の飛行機にのってロンドンに行かないといけないんだ。ニューヨーク・タイムズ・マガジン(New York Times Magazine)誌のためにオスカー候補の俳優・女優約20人分のポートフォリオを撮影するんだよ」

■チャリティ・オークションも

 会場では、クロエのヴィンテージにアーティストのライアン・マクギネス(Ryan McGinness)が手を加えたドレスや、キャロル・ボヴェ(Carol Bove)のオブジェ、Slater Bradleyの写真など、若手アーティストの作品で構成されたチャリティ・オークション等も行われた。収益金は、同美術館のコレクション拡大などのために使用される。(c)Fashion Week Daily/MODE PRESS