【モンテビデオ/ウルグアイ 16日 AFP】13日、ウルグアイ人モデルのエリアナ・ラモス(Eliana Ramos)さんが、自宅ベッドルームにて心不全のため死亡した。去年8月には、同じくモデルとして活動していた姉のルイゼル・ラモス(Luisel Ramos)さんが、ランウェイショー出場中に心不全で死亡している。

■実姉も同様の死

 エル(Elle)の愛称で親しまれていたエリアナさんはアルゼンチンのモデル事務所パンチョ・ドット(Pancho Dotto)に所属していた。彼女の遺体は祖母が発見し、検視解剖の結果死因は心不全と判明した。関係者は「異常はみられなかった」と語った。

 去年8月2日には、エリアナさんの姉ルイゼルさんが22歳の若さで心不全により死亡。ランウェイでのキャットウォークが終了した直後に卒倒したルイゼルさんは、ショーの最中にバックステージへと運ばれた。控室で待機していた医学生があらゆる手を尽くしたが、彼女の意識が戻ることはなかった。

 検死解剖の結果、ルイゼルさんの死因は心不全と判明。また、彼女には先天的な心臓疾患があったことも明らかになった。しかし、彼女の突然死は、モデルたちの間で摂食障害や薬物使用などの問題が起こっているのではないかという議論を巻き起こした。

■ますます広がる波紋

 昨年11月には、21歳のブラジル人モデル、アナ・カロリナ・レストン(Ana Carolina Reston)さんが拒食症により死亡。レストンさんは、翌日に写真撮影のためパリへと向かう予定だった。死亡時のレストンさんの体重は、174cmという身長にもかかわらず40㎏しかなかった。

 11日には、スペインで開催される07/08年秋冬マドリード・ファッションウィーク(Madrid Fashion Week)で、5人のやせ過ぎすぎモデル’たちが出場禁止になったと担当医師が発表。マドリード市は、少女たちが‘やせ過ぎモデル’たちを美の手本としないよう、一連の問題解決に向け力を注いでいる。写真は生前のルイゼルさん(左)とエリアナさん(右)。(c)AFP/STR