【12月20日 marie claire style】空高く揚げられた凧と共に風に乗り、あのメリー・ポピンズが再び空から舞い降りてくる。映画『メリー・ポピンズ』はPLトラヴァースの児童文学作品をディズニーがアニメーションと実写を合成して作り上げたミュージカル映画だが、公開から半世紀以上の時を経ながらも、多くの人の記憶の中で色褪せることなく愛され続け、映画史上に残る名作として語り継がれている。そして2019年2月、ここ日本でも公開される最新作『メリー・ポピンズ リターンズ』でスーパー・ナニー、メリー・ポピンズを演じるのは今号のカバーを飾った女優エミリー・ブラントである。

 スタイリッシュでエレガント、そしてどこかユーモアを感じさせる、まさに英国レディーの象徴のようなメリー・ポピンズ。映画の舞台と同じ、ロンドン出身のブラントは「彼女はとても謎めいていて、風変わりで、可笑しくて、自らの見栄えを気にする人物だけれど、そういう特徴はどれも私にとって色々と遊べる楽しいものだったわ」とポピンズのキャラクターについて語ってくれた。献身的で仕草の端々から美学を感じさせるポピンズを、ブラントは凜々しく、時に哀愁も感じさせながら見事に演じている。「彼女は突然空から飛んでやって来て、すべてのことを正しいほうへと導くのだけど、それをまるで自分の手柄にしないところに私はとてもワクワクしたの」。そうブラントが語る通り、ポピンズはあくまでもさりげなく 、私たちを大切なものへと導いてくれる。

 前作では少年だったマイケル・バンクスが妻という大切なパートナーを失い、人生に希望を見失っていたところにメリー・ポピンズが再び現れ、物語が展開していく。そのストーリーへ引き込まれていく中には、多くの気づきがある。私たちは長い人生の中で、様々な人との出会いがあり、人生の伴侶を選んで家庭を築いていく。どんな時でもお互いを大切にし、愛をもって生涯支え合うことを誓ったパートナー、そのかけがえのない存在を再認識させてくれるエレメントが作品の随所にちりばめられており、観た後にはきっとあなたのパートナーを愛情いっぱいに抱きしめたくなるはずだ。

 美しいロンドンの街並みや、魔法のように見るものの心を一瞬で摑んで離さない映像の数々、胸が躍るオリジナル・ソング、そして完璧なキャスティング、すべてが揃ったパーフェクトな『メリー・ポピンズ リターンズ』。大人になると忘れてしまう純真さや夢、家族やパートナーの大切さをポピンズは私たちに教えてくれる。スクリーンでポピンズに会える日まで指折り数え、胸を高鳴らせていたい。

■映画情報
・『メリー・ポピンズ リターンズ』
2019年2月1日(金)全国公開

■関連情報
・メリー・ポピンズ リターンズ 公式HP:www.disney.co.jp/movie/marypoppins-returns.html
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(c)marie claire style/cover photo: Jason Bell/Cover Story photo: 2018 Disney Enterprises inc. All Rights Reserved./text: Sumire Taya