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【11月29日 marie claire style】この2年ほど、私は何度も大分県を訪れています。お仕事でも、プライベートでも何度も足を運びたくなる魅力的な場所なのです。なかでも温泉で有名な別府に夢中です。

 ことの発端は友人が里帰り出産をしたので、生まれたての赤ん坊と友人に会いにいったことでした。当然、お産直後の友人と出かけることなどできないため、暇を持て余した私は、友人の友人を巡る旅へと出ることにしました。

 最初に会いにいったのは、東京で映像関係の仕事をしていた男性。そして誘われるがまま、男性の友人宅へ遊びにいきました。そこは山奥の民家。若い夫婦と1歳くらいの男の子が暮らしていました。旦那さんの方は、もともと東京で美容師をしていたのですが、ある日、写真に目覚めてしまって賞を獲得するまでになります。そしてアムステルダムへ留学し、今は山奥で美容師をしながら写真作品を創っています。

 そうやって友人の友人を巡ってみて分かったことは、どうやら別府という街には、東京でアートをやっていた人が何人も移り住んでいるようなのです。

 いくつか例を挙げてみましょう。東京でアートを学んでいた女性が"たべもの建築家"として、カフェとキッチンスタジオを運営していたり、アーティストたちが暮らす、一昔前にタイムスリップしたかのようなギョッとするようなアパートがあったり・・・。

「in BEPPU」という毎年1組のアーティストを招待する芸術祭や、毎年秋に開かれる「ベップ・アート・マンス」という市民参加型の芸術祭など盛りだくさん。

 2000年には「立命館アジア太平洋大学」が別府に誕生しました。学生の半分が外国人というユニークな大学です。古くから観光地として国内外から大勢の人が訪れる文化的な街だからこそ、面白い人が集まってくるのでしょうか。

■Recommend/「ムンク展―共鳴する魂の叫び」
会期:~2019.1.20(日)
会場:東京都美術館
お問い合わせ先:03-5777-8600(ハローダイヤル)
https://munch2018.jp/

■プロフィール
前田エマ(Emma Maeda)
1992年生まれ。東京造形大学卒業。オーストリアウィーン芸術アカデミーに留学経験を持ち、在学中より、モノづくりという観点から、雑誌のディレクション、ショーやイベント、ファッションブランドのモデルをつとめる。ほかにもエッセイ、写真、ペインティング、朗読、ナレーションなど、分野にとらわれない様々な活動が注目を集めている。Now Fashion Agency所属。

■関連情報
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(c)marie claire style/selection, text, photo: Emma Maeda

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