【9月26日 Parismodes.tv】カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)とシルビア・ベントゥリーニ・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)が手掛ける「フェンディ(FENDI)」の19年春夏コレクションは、エキゾチックで機能的なコレクション。クリエイティブ・ディレクターのシルビア・ベントゥリーニ・フェンディがインタビューに応じた。

 「アーバン・ジャングル(Urban Jungle)」と名付けられたコレクションは、ベルトや衣服を飾るポケットに重点を置いている。

 上質で繊細なハイテク素材を使用し作り込まれた。滑らかで女性的なシルエットだけでなく、タイトなブラやレギンスなど、アスレチックなルックも取り入れた。茶色の革のインサートの付いた透明なオーバーコートでショーが開幕。ダブルFのロゴがレザージャケットを飾る。ウエストのコルセットは、ブランドの職人芸が光る。

 プリーツスカートや、セカンドスキンとして着用したジャケット、オウムのプリントが施されたフリルドレスからは女性らしさが漂う。パーフォレーテッド・レザーの柔らかさと軽さは賞賛に値する。コートの袖はロールアップして、ドローストリングと金属の留め具で留めた。

 ピーカブー・バッグの新機能や、スパンコールと刺しゅうのバゲットバッグの復活にも注目したい。フロントローには、世界的歌姫、ニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)が、フェンディにインスピレーションを受けた服を着用した姿も見られた。(c)Parismodes.tv