【9月27日 marie claire style】「クリスチャン ルブタン」のレッドソールは、フランス人女性にとっても特別なものらしい。どこへ行ってもマダムと呼ばれるようになった数年前、パリのグルネル通りの店舗でオーセンティックなピンヒールを初めて手に入れた。その日の夕食でそれについて話すと急遽、友人宅でヒールのお披露目会となった。さらには彼女たちが持つシューズとの思い出(例えば結婚式やビジネスシーン)や、その美しさについて情熱的に語り明かした。シューズはクローゼットで大切に保管している彼女たちも、「クリスチャンルブタン」のビューティラインについては大きな鏡の前に丁寧に並べ、毎日少しずつその世界観を感じ取っているという。

 2014年、シューズのインスピレーションを受け継ぐネイルラッカーが発表されたというニュースは、その官能的な美しさから瞬く間に世界中を駆け巡った。そして記憶に新しい初のアイメイクコレクションは、瞳の動きによって物語を伝えるインドの伝統舞踊カタカリに着想を得た。重さを感じるマスカラにピンヒールを彷彿とさせるアイライナー。パッケージも細部にまで重厚感が溢れる。スラッとのびたスマートなヒールが歩き方を変えてしまうように、クリスチャンが生み出すビューティツールもまた、その所作を美しくするよう設計されている。

 この秋、振り向かれる女性をイメージして開発されたアイカラー全12色が新たに加わった。エジプトの女王ネフェルティティはヌードカラーを目元に宿すことで絶大な美しさとパワーを引き出したという。そこからインスパイアされた6色のマットヌードはすべて、女性の名が与えられている。桜貝のような"ローラ"はくすみを消し去るプライマーやハイライトとして。"ダリア"と"ルアナ"は瞳のフレームとなるライナーとしてやや太めにのせるのが今の気分だ。一方、太陽のエネルギーを彷彿とさせるようなメタリックカラー6色はウォーターベースにこれ以上ないほど眩いピグメントを配合。これまで何度試しても叶わなかったスモーキーアイが"サファイアノワール"を使えばいとも簡単につくれることに感激した。また、自由な遊び心を大切にするクリスチャンに敬意を込め、ワインレッドの"カーネリアン"とグリーンの"アンダルサイト"をそれぞれ上下の目元に引けば、今秋らしいトレンドアイが完成する。アイメイクへの回帰が定着するなか、メイクアップがもたらす喜びを改めて思い出すことになった。

 余談だが、ヌードカラーを愛するというクリスチャンが、いつかパーフェクトなファンデーションをクリエイトしてくれるのではと密かに期待している。もちろんこのアイカラーと同様、あっと驚くような革新とファッション性を携えたものになることは間違いないだろう。

■お問い合わせ先
クリスチャン ルブタン(化粧品)/ 0120-449-360

■プロフィール
小西俐舞ナタリー(Nathalie Lima Konishi)
フランス人の父を持つビューティアクティビスト。モード系美容誌編集を経て独立後、日本や海外の美容媒体をメインに、コレクション速報や取材現場で得た美容メソッドなどを中心に執筆中。レインボータウンFMのラジオ番組「Nathalie’s Beauty Talk」では第2木曜と第1土曜にフランスの最新情報などを紹介している。

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(c)marie claire style/selection, text, photo: Nathalie Lima Konishi