【6月28日 marie claire style】つい最近まで、私はパリ5区にある有名な「グランド・モスケ・ド・パリ」の中にあるティーサロンを知りませんでした。このサロンはパリ左岸の住人にとって憩いの場で、甘いミントティーとオレンジフラワー味のオリエンタルなお菓子を楽しむため、連日多くの人が訪れます。この場所の何に驚いたかというと、私が生まれ育った街でここは別段、特別な場所ではなかったにもかかわらず、この私がつい数週間前のシューティングで訪れるまで、一度も足を踏み入れたことがなかったことです!

 このグランド・モスケ・ド・パリの庭園の中にあるティーサロンは、たった数ユーロでお茶が飲めて我々を幸せな気分にさせてくれます。ハマムやレストランも併設する館内で1日中楽しむことができるのです。また、目の前にはパリ植物園と国立自然史博物館が広がり、中にある海洋生物の展示など、見所満載のエリアです。

 グランド・モスケ・ド・パリの歴史は長く、建設計画の始まりは19世紀半ばにまで遡るのですが、その完成とオープンは1926年を待たなければなりませんでした。なぜなら途中で勃発した第一次大戦でフランスのために犠牲になった多くのイスラム教徒へのオマージュとして捧げる必要があったからです。実はこのモスクはフランスで最初のイスラム礼拝堂ではないのですが(マルセイユに小さな礼拝堂がすでにありました)、それでもこの場所がフランスで一番大きな最初のイスラム文化の建築物であると認識されています。

 この建物の立派な外観もさることながら、内装の建築的な美しさはまさにオリエンタルな世界への旅そのものです。まるで寓話の中にいるような青磁やモザイクのデコレーション、さらにスズメが飛び回る噴水のパティオは詩的な情緒に溢れています。

 そう、グランド・モスケ・ド・パリはオリエンタリズムへの贅沢な抒情詩なのです!

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(c)marie claire style/photos: Pauline Darley