【3月29日 marie claire style】もしカラフルな都市の話題をするならば、最初にパリの街を思い浮かべる人はいないでしょう。なぜならこの街はほとんど灰色と白の暗い色調で埋め尽くされているからです。しかしほんのわずかですが、ウェス・アンダーソンの映画に登場するようなカラーパレットが見られる場所がパリにも存在するのです!

 ひとつ目は今やブロガーの聖地ともいうべき、パリ12区のクレミュー通り(Rue C rémieux)です。パステルカラーのアパルトマンが立ち並び、写真撮影に最適な場所! 私の同業者のインフルエンサーやインスタグラマー、そしてもちろん私もこの場所で多くの撮影を行いました。しかし、この通りはすでに知られすぎてしまい、ちょっぴり新鮮味に欠け、オリジナリティーがなくなってしまったように思います。ですから今日は、皆さんにまだあまり知られていない、クレミュー通りよりもさらに可愛い秘密の通りをご紹介しましょう。

 モンパルナスにほど近いパリ14区に位置するパサージュ・ダンフェール(Passage d’Enfer)は、私道なのですが(しかも素敵な石畳!)、簡単に誰でも入ることが可能な小さな通りです。可愛らしいメゾネットのアパルトマンが連なり、鎧戸がペールグリーンや淡いピンク、紫や水色にペイントされていて、私たちの中に眠っている子ども心をくすぐるようなハッピーな空間です。しかし、なぜダンフェール、直訳すると"地獄"のパサージュという名前なのでしょう?

 クリームやパステルのカラートーンの通りは、悪魔の衝動よりも、むしろ優しさや甘さを呼び起こしてくれますから、なぜこの名前がついたのか疑問が湧きます。

 しかし実際のところ、理由はとってもシンプルでした! パサージュ・ダンフェールは、直接的な地獄の意味ではなく、この道の先にある大通りダンフェール・ロシュロー(Denfert-Rochereau)への近道ということで、ダンフェールの省略語としてつけられた名前だったのです。

 あ~、ほっとしました!

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(c)marie claire style/photos: Pauline Darley