【11月28日 MODE PRESS WATCH】シューズデザイナーのマノロ・ブラニク(Manolo Blahnik)の魅力と、その仕事ぶりに迫ったファッション・ドキュメンタリー映画「マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年」が、12月23日に公開される。記事全文へ

【11月28日 MODE PRESS WATCH】シューズデザイナーのマノロ・ブラニク(Manolo Blahnik)の魅力と、その仕事ぶりに迫ったファッション・ドキュメンタリー映画「マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年」が、12月23日に公開される。

 1972年に創設された「マノロ ブラニク(Manolo Blahnik)」は、セクシーで煌びやかな女性の足元を叶えるスティレットヒールがアイコン。ダイアナ妃など多くのセレブたちの足元を飾り、大ヒット海外ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の主人公キャリーが愛用する靴としても人気を博した。彼が生み出したハイヒールは、エレガントでありながら“世界で唯一走れるピンヒール”と言われており、世界中の女性を虜にしている。

 今でも伊・ミラノの工房(アトリエ)で職人たちとハンドメイドの靴作りを続けているマノロは、劇中で創作過程をつまびらかにする一方で、ガーデニングをこよなく愛する一面も明らかにする。英・バースの閑静な自宅、そしてそこに保存された30,000点に及ぶアイテムのアーカイブも登場する。

(c)HEELS ON FIRE LTD 2017

「トカゲに靴を作った少年」という本作のタイトルは、彼の生れ故郷であるスペインのカナリア諸島の庭園を駆け回り、チョコレートの包み紙でトカゲのために靴を作ることに熱中していたマノロの少年時代に由来している。今でも自然と植物を愛でる眼差しが、デザインの源になっているというマノロは2007年、これまでの功績を讃えられ、大英帝国勲章名誉コマンダーを受勲した。

 マノロのシューズを愛用するヴォーグUSのアナ・ウィンター(Anna Wintour)編集長や歌手のリアーナ(Rihanna)も劇中に登場するほか、リボン、ビーズ、スワロフスキーなどを施した夢のような靴の数々も見どころのひとつだ。構築的で美しいハイヒールの秘密を、ぜひ劇場で堪能してみてはいかが?

(c)HEELS ON FIRE LTD 2017

■作品概要
マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年
原題:Manolo: The Boy Who Made Shoes for Lizards
監督・脚本:マイケル・ロバーツ
出演:マノロ・ブラニク、アナ・ウィンター、リアーナ、パロマ・ピカソ、シャーロット・オリンピア、イマン、アンジェリカ・ヒューストン、ジョン・ガリアーノ、ソフィア・コッポラ、ルパート・エヴェレット
公開:12月23日
2017年、イギリス、89分

■関連情報
・マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年 公式HP:http://manolo-tokage.com/
・予告動画: https://youtu.be/OuUENC8ZoWo
(c)MODE PRESS

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