【9月30日 MODE PRESS】2008年にファッションレーベル「ハウス・オブ・ホランド(House of Holland)」を立ち上げたデザイナーのヘンリー・ホランド(Henry Holland)は、これほど大きな成功は予想しておらず、世界的な成功は運命的だったと語った。

 英求人サイト「トータルジョブズ(totaljobs)」と「ミルクラウンド(Milkround)」の健康的なワーク・ライフ・バランスを推進するキャンペーンを代表して、ヘンリーは「いつも『ハウス・オブ・ホランド』はブランドとしてアプローチしてきた。私自身、デザイナーだとは思わない」「仕事で大成功したのは、ファッション業界に入ったときと同様、幸せな偶然だった。ファッションデザイナーの名前の入ったTシャツを作り、友人らに贈った。友人の中にはTシャツに名前を印刷したデザイナー本人もいた。人々がそのTシャツを見るきっかけとなったのが、ガレス・ピュー(Gareth Pugh)だった。ガレスは仕事にそのTシャツを着て行ったが、忙しさのあまり、ファッションショーが終わっても着替える時間がなかった。ガレスはファッションショーの前夜も開催中もずっとそのTシャツを着ていて、ショーの閉幕あいさつにもそのシャツのまま登場したんだよ! これは運命というか、起こるべくして起こったように思えた。このような不思議なことを私は信じている」と説明した。

 またヘンリーは、「自分のキャリアを変えるつもりで何かを作成したのではない。個人的なプロジェクトとして、友人と自分用にTシャツを作り始めた。ただ、自然で一般的に受け入れられやすいものだったから、人々や業界に伝わり、世に広まるまでの時間は本当に短かった」と振り返った。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS