【8月17日 AFP】米経済誌フォーブス(Forbes)が16日に発表した過去1年間に世界で最も稼いだ女優のランキングで、オスカー女優のエマ・ストーン(Emma Stone)さん(28)が、前年首位のジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)さん(27)を抑えて1位となった。

 同誌の年間チャートによると、ミュージカル映画『ラ・ラ・ランド(La La Land)』で売れない女優を演じて米アカデミー賞(Academy Awards)主演女優賞を受賞したストーンさんは、今年6月までの1年間の税引き前収入が2600万ドル(約28億5400万円)だった。

 テレビドラマ「フレンズ(Friends)」に主演したジェニファー・アニストン(Jennifer Aniston)さん(48)も、世界各国で結んだスポンサー契約により2550万ドル(約28億円)を稼いでローレンスさんを追い越し2位になった。

 前年1位だったローレンスさんは2400万ドル(約26億3000万円)を稼いで3位となったが、前年同チャートに掲載された収入4600万ドル(約50億5000万円)に比べると大きく落ち込んだ。

 4位はメリッサ・マッカーシー(Melissa McCarthy)さんの1800万ドル(約19億8000万円)、5位はミラ・クニス(Mila Kunis)さんの1550万ドル(約17億円)だった。

 この他トップ10には、エマ・ワトソン(Emma Watson)さん、シャーリーズ・セロン(Charlize Theron)さん、ケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)さん、ジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)さん、エイミー・アダムス(Amy Adams)さんがランクイン。10位までの総収入は1億7250万ドル(約190億円)で、昨年の2億500万ドル(約225億円)から16%落ち込んだとフォーブスは述べている。

 今週公開予定の男優の収入ランキングでは今年もまた、女優たちよりもはるかに高額が予想される。

 映画界における男女間の賃金格差の問題をめぐっては2014年に、大ヒット映画『アメリカン・ハッスル(American Hustle)』に出演したローレンスさんの出演料が男性共演者らよりも低かったことが、米映画制作大手ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(Sony Pictures Entertainment)から流出した電子メールで明るみに出て、メディアで大々的に取り上げられたことがある。(c)AFP