【8月18日 MODE PRESS WATCH】「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」は2017秋冬シーズンのプレミアムライン「MACKINTOSH 0001」を9月2日よりドーバー ストリート マーケット ギンザにて先行発売する。記事全文へ

【8月18日 MODE PRESS WATCH】「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」は2017秋冬シーズンのプレミアムライン「MACKINTOSH 0001」を9月2日よりドーバー ストリート マーケット ギンザにて先行発売する。英国の名門校、セントマーチンズ(Central Saint Martins)の卒業コレクションにて衝撃デビューを飾った注目の次世代デザイナー、キコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov)をデザイナーに迎えた新ラインとなる。

■“アルテ・ポーヴェラ”からインスピレーション

 パリファッションウィークでも話題を集めたプレミアムラインは、すべてを黒に統一したユニセックスコレクション。インスピレーションは、伝統的な画材を捨て、生の工業用素材やありのままの石や木を用いた、1960年代後半イタリアの美術運動“アルテ・ポーヴェラ”だ。1823年に化学者、チャールズ・マッキントッシュ(Charles Macintosh)によって発明された素材であるラバーに回帰した。ブランドの歴史の中で長く使用してきた光沢感のあるラバーテープは、ベルトや袖、パンツの裾などにあしらわれ、シンプルな装いながら確かな存在感を発揮している。

「マッキントッシュ」の歴史と伝統へのオマージュは他にも見られる。たとえばクラシックなゴム引きコートは、背中にラバーテープをあしらったリバーシブルコートとして登場。冬のゴム引きコー トに欠かせないデタッチャブル ライナーは、ロングコートに一体化したライニングのディテールへと昇華。フーデッドのポリスベイカーコートは、オーバーサイズのモダンなスタイルに再構築された。

"ユニフォーム"はキコ自身のコレクションにも用いられるキーワード。この「MACKINTOSH 0001」のコレクションにおいても、ボタンダウンのショートブルゾンにフォーマルなパンツを合わせ、カジュアルウェアをスーツのように仕上げるなど、キコならではの解釈が光る。

■使用した素材にも注目

 また、ファブリックもこのコレクションの重要な要素。ゴム引き素材だけでなく、「マッキントッシュ」が上質なコートを提供する中で大切にしてきたウールやカシミア、ナイロン、さらにイタリアの老舗テキスタイルメーカー「ロロ・ピアーナ(Loro Piana)」のストームシステムのウール生地を引用。従来の「マッキントッシュ」と同様に、アウターとしての確かなクオリティを、このコレクションでも追求している。

 2016年、米経済誌フォーブス(Forbes)のアート部門における30歳以下の注目30人にも選出されたキコによるクリエーションに、ぜひ注目してほしい。

■お問い合わせ先
マッキントッシュ ジャパン/03-3589-0260

■関連情報
・マッキントッシュ 公式HP:mackintosh.com
(c)MODE PRESS

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