【6月29日 marie claire style】子どもの頃から古代エジプトに夢中でしたが、フランスの歴史の中では特にグラン・シエクル(大世紀)やベルサイユ宮殿で王族が劇場への情熱と野心を燃やしていた時代が好きでした。その時代のことは、ちょうど祖母がマリーアントワネット(Marie Antoinette)周辺の小物を収集していたので幼い頃から馴染み深かったのですが、それ以上に、単純にその時代がとても素晴らしかったので、思わず夢中にならずにはいられませんでした。

 グラン・シエクルとは、つまりルイ14世(1638‐1715)の時代。フランス人であることに誇りを持てるほど絶対的で完璧なフランス式庭園や最高に美しい宮殿が造られた時代で、例えば今日のソー公園でも、当時の面影を見つけることができます。

 この公園の城館は太陽王(ルイ14世の別名)の財務総監ジャン=バティスト・コルベールがジェヴル侯爵の相続人ポティエから土地を買い取ったことに始まります。ベルサイユ宮殿にそれほど遠くないこの土地で、大がかりな拡大と改築の工事が行われ、当時最も好まれたモダンな城館として建てられ、2つの館が中央で統合され、ル・ノートルが設計した美しいフランス式庭園が特徴です。コルベールはライバルだった大蔵卿ニコラ・フーケが野心のあまり大金を投じて高額な城を建てて太陽王から不興を買ったことを肝に銘じて、雄大な建築ではありますが、この城をかなり合理的に造ったことが分かります。その後、ブルボン家が一時期住んでいたこともありますが、コルベールの息子の死後はルイ14世と愛妾モンテスパン夫人が領主となりました。

 それ以降も、この城は多くの持ち主によって変身が繰り返され、今日では当時の装飾建築を代表する見事な遺産として残されています。そしてさらに驚くべきことは、この城の庭園には日本の桜が美しく見られる場所があり、愛好家達が年に一度集う特別な場所でもあるのです!

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(c)marie claire style / photos: 107rivoli, Pauline Darley