【6月29日 marie claire style】1989年、米国テキサス州生まれ。両親は俳優ドン・ジョンソン(Don Johnson)と女優メラニー・グリフィス(Melanie Griffith)。99年、実の母親の娘を演じたコメディドラマ映画『クレイジー・イン・アラバマ』で映画デビュー。2006年には大手モデル・エージェンシーのIMGモデルと契約し、いくつかのファッションブランドの広告キャンペーンに出演している。高校卒業後、ウィリアム・モリス・エージェンシーとの契約により女優業に打ち込む。

 10年、アカデミー賞作品賞を含む8つのノミネートを獲得したデヴィッド・フィンチャー(David Fincher)監督の『ソーシャル・ネットワーク』に出演、注目を集める。15年、英国のE・L・ジェイムズ(E. L. James)による官能小説を映画化した『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』で主役を演じる。本作により、ピープルズ・チョイス・アワードのドラマ映画女優賞を受賞し、英国アカデミー賞のライジング・スター・アワード2016にノミネートされた。今、世界が最も注目するファッションアイコン、ダコタ・ジョンソン(Dakota Johnson)の素顔に迫る。

 妖しい美しさを醸し出す仮面から覗くミステリアスな瞳、時に無垢な少女のように純真であり、時に危険なほどに官能的な表情を見せる女優ダコタ・ジョンソン。全世界で累計1億部を超える大ベストセラーとなったE・L・ジェイムズの小説『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』で恋愛未経験の初心なアナスタシア・スティール(アナ)を演じ、気品ある艶やかな美貌で男性オーディエンスだけでなく、女性からの憧れの熱い視線も集めた。2015年に公開された映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は全世界興行収入5億ドルを超える大ヒット作となり、待望の続編『フィフティ・シェイズ・ダーカー』は日本でも6月に公開された。よりドラマティックに展開する今作でダコタ・ジョンソンの人気は爆発しそうだ。

 ダコタは『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のヒットを経て、再びアナを演じることについて語ってくれた。「初めての時は、多くの人に愛される物語を演じるプレッシャーに押しつぶされそうだったわ。スケールの大きさに圧倒された。2作目が簡単だったと言うつもりはないわ。でも、ずっと身近に感じられたのは確かね。これまで、同じキャラクターを演じ、同じスタッフと仕事をするなんてことはなかったから、まるでキャンプに戻る感覚だったわ。今回は、海図にない水域ではなく、ジェイミー・ドーナン(Jamie Dornan)と私はキャラクターや内容を操縦する方法をちゃんとわかっていた。それはキャラクターの足跡を追い、学ぶことの多い、楽しい経験だったわ」

 ドラマなどで活躍した俳優ドン・ジョンソン、そして女優メラニー・グリフィスを両親に持ち、女優になるために生まれてきたと言っても過言ではないダコタだが、女優としての成功を摑むまでの道のりは平坦なものではなかった。幼くして両親の離婚、母メラニーのアルコール依存を経験し、ダコタが打ち込んだのはダンスだった。ティーンエイジャーになったダコタはモデル、女優としての才能を地道に伸ばしていく。高校を卒業してから本格的に女優としてのキャリアを積んでいこうと決意するが、役に恵まれず、不遇の時代も過ごしている。この時の辛い経験が彼女の芯の強さを育んできた。そして彼女に遂に転機が訪れる。