【5月25日 marie claire style】1985年フランス・ボルドー生まれ。2001年パリに移る。07年、自主制作したミニアルバム『Not Sokute』の1曲「I’ll Kill Her」がデンマークでヒット。ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)のショーにも使用され、注目される。その後14年に、全米ビルボードのシングル・チャートでいきなり9位にランクイン。一気にスターダムに。また、映画にも早くから出演を続け、09年、グザヴィエ・ジャノリ(Xavier Giannoli)監督『À l’origine』で存在感を放ち、セザール賞の有望若手女優賞にノミネートされる。12年にはアリス・ウィノクール監督の『博士と私の危険な関係』でヒロインのオーギュスティーヌを演じ、ロミー・シュナイダー賞にノミネート。そして本年、ステファニー・ディ・ジュースト(Stephanie Di Giusto)監督の『ザ・ダンサー(The Dancer)』でセザール賞の主演女優賞にノミネートされ、さらに、国際女性デーのためにマドンナ(Madonna)が制作したショートフィルム『Her Story』でマドンナとの念願のコラボを果たす。今、世界が最も注目するファッションアイコン、ソーコ(Soko)の素顔に迫る。

 異民族のメルティング・ポットといわれるパリで、またひとり、新たな個性派スターが生まれた。ミュージシャン、女優として脚光を浴びているソーコの本名は、ステファニー・アレクサンドラ・ミナ・ソコリンスキー。彼女の父方の祖父母はロシア人とポーランド人で、母方はイタリア人とフランス人だという。まるでヨーロッパを象徴するようなスターだ。 

 19世紀末、パリがアートの華やぎに包まれていたベル・エポックの時代に、ダンスに新境地を開いたアメリカ人ダンサー、ロイ・フラー(Loie Fuller)の情熱的な人生を描いた映画『ザ・ダンサー』で主役を演じているソーコは、2007年にヒットしたシングル曲「I’ ll Kill Her」でデビューした、パリのシンガー・ソング・ライターだ。『ザ・ダンサー』には、ヴァネッサ・パラディ(Vanessa Paradis)とジョニー・デップ(Johnny Depp)の娘、リリーローズ・デップ(Lily-Rose Melody Depp)も出演して話題になっていたが、6月のBunkamuraル・シネマでの封切り前に来日したのはソーコだった。 

 パリではネオ・パンクの女王として、熱狂的な若い女性ファンがいる彼女は、インスタグラムのフォロワーが約18万人で、目下パリのファッション・リーダーとしても注目されている。 

 くっきりとした目鼻立ちで、強烈な印象を与えるその美貌は、男性も女性も夢中にさせるようだ。昨年はハリウッド女優のクリステン・スチュワート(Kristen Stewart)をすっかり虜にして、ふたりは熱愛カップルとして、パパラッチの恰好の餌食になっていたが、1年も経たずに破局を迎えてしまった。どうやら彼女も『ザ・ダンサー』で演じるロイ・フラー(Loie Fuller)同様に、その私生活はドラマティックのようだ。