【3月10日 MODE PRESS】ディズニー(Disney)のアニメ作品を実写化した映画『美女と野獣(Beauty and the Beast)』に主演するダン・スティーヴンス(Dan Stevens)が、同作の主人公2人がLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)コミュニティーで好かれているのは、2人が差別に直面しているからだと語った。

 魔女の呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまった王子を演じたダンは、エマ・ワトソン(Emma Watson)演じるヒロインのベルと、自身が演じるキャラクターがLGBTの人々に人気である理由について、「迫害されているという感覚なのだと思う。ベルはコミュニティーの中では少し風変わりな人物として描かれおり、読書をしたり、発明をしたり、やや賢過ぎる女の子。一方の王子はその外観ゆえに苦しめられる」と話した。

 また、待望の新作映画ではディズニー初となる同性愛のシーンも描かれている。ビル・コンドン(Bill Condon)監督は詳細については固く口をつぐんでいるものの、「素敵な同性愛シーン」が見られると約束した。

 ビルは、「ルフウというキャラクターは、ガストンになりたいと思う日もあれば、ガストンにキスしたいと思う日もある。彼は自分の感情に気づいたばかりで、何を望んでいるのか分からず混乱している。ルフウを演じるジョシュ・ギャッド(Josh Gad)は本当に絶妙にその気持ちを描いている」と説明。「最後には報われるが、これ以上は話すことができない。だけど、ディズニー映画の中の素敵な同性愛シーンになる」とコメントしている。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS