【2月28日 MODE PRESS WATCH】フランスを代表するプレミアム ティ メゾン「クスミ ティ(KUSMI TEA)」が日本についに本格上陸し、3月から各地でポップアップブティックをオープンする。モデルにも愛飲者が多く、色鮮やかなパッケージも女性に人気の紅茶ブランド。種類豊富なティは、春のホームパーティーや、ちょっとしたプレゼントにもぴったり。今回、来日したセールスディレクターのプリシル・ブノワ(Priscille Benoit)が、世界を魅了する「クスミ ティ」の秘密を明かしてくれた。

ロシアの伝統的なデザインをベースとした色彩豊かなパッケージ(c)MODE PRESS/Mana Furuichi

■創設150年! ユニークな歴史を持つ革新的なティ メゾン

「クスミ ティ」は1867年、ロシアのサンクトペテルブルクでパヴェル・ミハイロビッチ・クスミチョフ(Pavel Michailovitch Kousmichoff)によって設立され、1917年、ロシア革命の戦火から逃れパリに拠点を移したというユニークな歴史を持つティ メゾン。「今年は設立150周年、フランスに移動して100周年という、ブランドにとって記念の年」と説明してくれたのは、セールスディレクターを務めるブノワ。以前メキシコに住んでいた時には、フランスの実家からお気に入りのフレーバーを郵送してもらっていたほど、紅茶に対するこだわりは人一倍だ。

「クスミ ティ」セールスディレクターを務める、プリシル・ブノワ(c)MODE PRESS/Mana Furuichi

「クスミ ティ」には、ロシア生まれならではの歴史を感じさせるユニークなフレーバーがある。たとえば「プリンス ウラディミル」は1888年、クスミチョフ本人が国王のためにブレンド。アールグレイにシトラス、バニラ、スパイスを効かせた香り高いフレーバーだ。ブランド名「クスミ」は、創設者であるクスミチョフの名前に由来。店舗は現在、フランスをはじめ世界に65店舗を展開し、そのうち15店舗がパリに位置する。日本人観光客もおみやげを購入しに多く訪れる人気スポットだ。

■今夏にはヴィンテージデザインも登場! 人気パッケージの秘密

 色彩豊かな目を引くパッケージが人気の秘密でもある「クスミ ティ」。ロシアの伝統的なデザインをベースに、創業年の数字「1867」、そして美しい建築で知られるサンクトペテルブルクの聖イサアク大聖堂がデザインされている。おしゃれなパッケージはたくさんコレクションしてキッチンに並べても目を引きそう。

ロシアの伝統的なデザインをベースとした色彩豊かなパッケージ(c)MODE PRESS/Mana Furuichi

「これは、クスミチョフ本人がデザインしたもの。パッケージは、何よりも“お茶の香りを守る良い素材”を第一に考えられているが、日本の皆さんにはこのユニークなデザインも大変興味を持ってもらっている」とブノワ。今夏には、ヴィンテージデザインの復刻版パッケージも限定登場する予定というから、今後ますます注目を集めそうだ。

メゾンで過去に使用されていたパッケージデザイン(c)MODE PRESS/Mana Furuichi