「ソウルの女王」A・フランクリンが引退へ 年内に最後のアルバム
【2月10日 AFP】米国の伝説的なゴスペル歌手アレサ・フランクリン(Aretha Franklin、74)が、年内に新しいアルバムをリリースし、それをもって引退する意向を明らかにした。最後のアルバムには、スティービー・ワンダー(Stevie Wonder)も参加するという。
来月75歳を迎え、孫とより多くの時間を過ごしたいと望んでいるフランクリンは今週、デトロイト(Detroit)のテレビ局WDIVに「今年が私の最後の年になる」と語った。
フランクリンは近く市内のスタジオで最後のアルバムのレコーディングを始めると説明し、数曲を同郷のワンダーが手掛けると明かした。
これは引退表明だと認める一方、数は限りながらも公演は引き受ける用意があると話した。
18回のグラミー賞(Grammy Awards)受賞歴を誇るフランクリンは、オーティス・レディング(Otis Redding)作詞・作曲の「リスペクト(Respect)」のカバーで披露した迫力あるボーカルで最もよく知られている。
ただ、近年ではコンサートのキャンセルが相次いでいた。昨年は公演を差し控えるようドクターストップがかかったと詳しい理由は伏せつつ発表していた他、小規模なツアーの中止に伴うバックバンドとのあつれきも表面化していた。(c)AFP