【5月24日 AFP】英国の権威あるロンドン大学経済政治学院(LSE)は23日、米ハリウッド女優で国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の親善大使も務めたアンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)さんを同大学の客員教授に任命したと発表した。

 ジョリーさんは、新たに「実践客員教授」に任命された4人のうちの一人で、修士課程で新設された「女性、平和、安全保障」に関するプログラムを受け持つという。

 ジョリーさんは声明で、「他の教育機関が今回の例に続くことを期待する。女性の人権向上や、紛争下での性的暴力など女性が過度に被害を受けている犯罪が刑事免責されている事態の終結について議論を深めることは、きわめて重要だ」と述べた。

 客員教授にはこの他、英国のウィリアム・ヘイグ(William Hague)前外相も任命された。同氏は2010年、ジョリーさんと共同で「紛争下の性的暴力防止イニシアチブ(Preventing Sexual Violence in Conflict Initiative)」をスタートさせた。

 同大学によると、客員教授は講義を行う他に、ワークショップや公共イベントに参加したり、自身の仕事に取り組んだりするという。

 ジョリーさんは、学生と教え合うことや、各国政府や国連とともに仕事をした経験を共有できることを楽しみにしていると語っている。(c)AFP