【2月8日 MODE PRESS WATCH】エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)は5日、ステファノ・ピラーティ(Stefano Pilati)に代わり、アレッサンドロ・サルトリ(Alessandro Sartori)を新アーティスティックディレクターに起用すると発表した。サルトリが本格的に手掛ける初のコレクションは、来年1月にミラノで発表される。

 サルトリは今年6月からエルメネジルド ゼニアに加わり、同グループのCEOであるジルド・ゼニア(Guido Zegna)の直属となる。「アレッサンドロとは旧知の間柄で彼のスタイルは熟知しており、彼の古巣復帰は大歓迎です。その才能、独創性、情熱、現代性から言って、ゼニアを次なる発展段階へと導くのにうってつけの人物です」とジルドCEOは語る。

一方、サルトリは「ゼニアの作品に触れ、その本物の奥深い価値観に魅せられて育ったので、全ゼニア・チームと一緒に次なる章を書き上げることにわくわくしています。ゼニアの素晴らしいアーカイブに足を踏み入れ、ゼニアの職人たちと新しいコレクションに一緒に取り掛かるのが待ちきれません」と語った。

サルトリは、2003年から約8年間ゼニア グループが展開する「ジー ゼニア(Z Zegna)」のクリエイティブディレクターとして活躍。その後、2011年よりラグジュアリーシューズブランド「ベルルッティ(Berluti)」のアーティスティックディレクターを約5年間務め、先月22日にパリで発表した2016-17年秋冬コレクションを最後にブランドを去った。 (c)MODE PRESS