【5月12日 MODE PRESS】モデルのケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)がモデルを務めている「カルバン・クライン・ジーンズ(Calvin Klein Jeans)」の巨大広告が、落書きの被害にあった。

 広告が世界中で使用される中、米ニューヨーク(New York)の広告板に貼り出された巨大ポスターが落書きの被害に遭った。

 ケンダルのこの最新広告を良く思わない人物がいたようだ。顔の部分に赤いスプレーで何本かの線が引かれ、汚されてしまった。

 これはハッキングされた小型無人機「ドローン」を使ってペイントされたもので、ストリートアーティストのカツ(Katsu)がこのハイテクな落書き行為に及んだことを認めている。

 カツは米誌ワイヤード(Wired)に対し、「びっくりするほどうまく行った。器物損壊装置としての(ドローンの)活用可能性をこの目で見られて喜んでいる」とコメントした。

 またカツは、同州バード大学(Bard College)のドローン研究センター(Centre for the Study of the Drone)に関連付ける形で、ケンダルの広告の顔部分にドローンでスプレーする様子を動画で公開。平面にペイントするには「塗料濃度を70%にする」と説明している。

 ポスターを汚したことは違法行為には当たらないと主張するカツだが、これらの行為が今後自分にどのような影響を及ぼすか少しだけ恐怖を感じているとも告白している。

 ケンダルはテレビタレントのキム・カーダシアン(Kim Kardashian)の異父妹。ティーン・ヴーグ(Teen Vogue)やラブ(Love)、GQ、Vマガジン(V magazine)といった著名雑誌の表紙モデルを務めている他、「バルマン(Balmain)」や「マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)」、「シャネル(Chanel)」といった高級ブランドのショーでランウェイモデルにも起用されている。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS