【3月31日 MODE PRESS】デザイナーのメアリー・カトランズ(Mary Katrantzou)が、英国ファッション協会(British Fashion CouncilBFC)とヴォーグ(Vogue)誌主催の2015年度「BFC/ヴォーグファッション基金アワード(BFC/Vogue Fashion Fund Prize)」を受賞した。

 同賞にはメアリーの他、エミリア・ウィックステッド(Emilia Wickstead)、ホリー・フルトン(Holly Fulton)、マイケル・ヴァン・デル・ハム(Michael Van Der Ham)、マザー・オブ・パール(Mother of Pearl)、オスマン(Osman)ソフィア・ウェブスター(Sophia Webster)がノミネートされていた。

 受賞すると、事業拡大資金として賞金20万ポンド(約3500万円)が贈られるほか、12か月間の指導とサポートを受けることができる。過去にはクリストファー・ケイン(Christopher Kane)、アーデム(Erdem)、ニコラス・カークウッド(Nicholas Kirkwood)らが選ばれている。

 発表を受けてメアリーは、次のように語った。「この一年は私たちにとって非常に大きな意味を持つ一年でした。ですから、このタイミングで受賞できて本当にうれしいです。私以外に今回ノミネートしていたデザイナーの方々には、それぞれに強みがあり、思い思いの理由でこの賞を目指していますので、まさか自分が賞がいただけるとは、おもいもよりませんでした。ここロンドン(London)には優れた才能が集まっているので常に成長を求められます。しかし、それによって素晴らしいものを生み出そうという刺激を受けることができます。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」

英版ヴォーグ編集長でBFC/ヴォーグファッション基金の委員長も務めるアレクサンドラ・シュルマン(Alexandra Shulman)は、「候補者はいずれも個性派ぞろいでしたが、メアリーは、非常に力強い魅力を持った作品を生み出しているだけでなく、今回の受賞により得られるサポートで輝かしい成功へのステージにキャリアを進めていくことは間違いないだろうということで、最終的には満場一致でメアリーを選びました」と語った。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS