【3月31日 MODE PRESS】カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の回顧展「ModeMethode」が、ドイツ・ボンのブンデスクンストハレ(Bundeskunsthalle)で開催されている。

 カールは1952年に「クロエ(Chloé)」の共同創設者となり、1984年には自身の名前を冠したブランドを創設。現在は「シャネル(CHANEL)」と「フェンディ(FENDI)」のクリエイティブ・ディレクターを務めている。同回顧展では、この4ブランドの彼の作品が展示される。

 同回顧展をまとめた、カールのミューズでありコンサルタントのアマンダ・ハーレック(Amanda Harlech)は、「これは回顧展ではなく、未来を見据えた展覧会です。カールのこれまでの大仕事全てを見せるという前代未聞のコンセプトです」と語った。「パリにある彼のロフトスペースもこんな感じです。紙や本、ファブリックが広がっていて、それぞれの机がそれぞれのプロジェクトやコレクションのために使われます。さらには、(飼い猫の)シュペットのエサ皿まであるんです!」

 会場の天井はホワイトペーパーで覆われ、フロアには本が散らばっている。この演出について同回顧展のコンサルタント、クリス・サットンは「これらはカールの実現されていないアイデアです。私たちは、何も書かれていないスケッチブックを模した壁を展覧会の最後に用意しました。次のコレクションがデザインされるのを待っているのです」と語った。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS