【6月25日 buyMeDesign】ラスベガスは光の都ではないかもしれないが、ジェームズ・タレル(James Turrell)が「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」ラスベガス店のライト・インスタレーションを手がけたことにより、それに値する街になったといえるだろう。

 ジェームズ・タレルは、光を題材に作品をつくる現代アーティストの巨匠。今回「ルイ・ヴィトン」の依頼により、ラスベガス店の特設フロアにインスタレーション作品を制作した。同ブランドはこれについて「ジェームズ・タレルがルイ・ヴィトンのために造ったインスタレーション『Akhob』の中に入ることは、ガンツフェルト効果を体験することと同じ意味をもつ」と表している。「Akhob」は古代エジプト語で「純粋な水」という意味で、ガンツフェルト効果とは「感覚を変異させる、没入型の知覚体験」として定義されているものだ。

 「Akhob」で体験者はまずとても明るい第一の部屋に入り、続いてとても暗い色の階段を上り、2つの特殊な部屋に辿り着く。その部屋には角がなく、光の色が滑らかに移り変わるライトショーが繰り広げられる。自分の中の何かが変わったと思わずにはいられない不思議な経験ができる。(c)buyMeDesign

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