【9月10日 MODE PRESS】いまやパンケーキ激戦区と呼ばれ、人気店からこだわりカフェまで数多くの店がパンケーキを看板メニューとして提供する街、東京・原宿。競合店が軒並み、激戦を繰り広げる最中、またしても1店、今度は、神奈川・逗子で日曜日のみ営業している話題のパンケーキ店「サンデー ジャム(SUNDAY JAM)」が10日、オープンした。独特の生地がくせになる特製のホノルルパンケーキを中心に、自家製バンズを使ったハンバーガーやサンドイッチ、お酒にあうメニューなど幅広いラインアップで朝から夜まで使える“オールデイダイニング”として展開する。

■こだわり抜いたパンケーキ

 サンデー ジャムは、天然酵母を使ったパンのさきがけとして有名な逗子のパン屋「wakanapan」のwakanaと親友DJ PANCAKEMIXの二人が「美味しい色と良い音楽は人をダイレクトに幸せにできる」と意気投合してスタート。ハワイを旅し、二人ともに“美味しい”と感じる味を探し、そこで出会った理想のパンケーキを目指して作り始めた。逗子のお店がオープンする2日前にやっと完成したというレシピについて二人は「何もつけなくても、冷めてもおいしい“生地”にこだわったパンケーキを作りたかった。口に入れた食感から鼻に通るアロマ、そして味覚へとつながる。この一連の流れを大切にしています」と語る。昨年夏のオープン以来、そのおいしさはあっという間に話題となり、県外から訪れる人やリピーターが続出している。

■定番から創作系まで多彩なメニュー

 パンケーキのメニューは、ベーシックなものやデザート系、食事系まで種類が豊富。定番で一番人気の「マカダミアナッツ&メープル」は、甘みのある生地にナッツを混ぜて焼き上げたパンケーキに、たっぷりのクリームとシロップをかけて食べるもの。薄めながら予想以上のふわっと感があり、ナッツの食感や風味が香ばしいアクセントとなっている逸品だ。生地にパイナップルを散りばめ、自家製ココナッツシロップをかけた南国風味「ココ&パイン」も見逃せない味。原宿店限定では、ジンジャーの刺激が大人向けの「キャラメルジンジャーパンケーキ」が登場する。

 食事系のメニューは、 ハムやチーズが入った香ばしい生地にハチミツをかける“甘じょっぱさ”が新鮮な「チーズ&ハムペッパー」、ベジタリアン向けに開発された野菜たっぷりの「グリーンバター」、スパイシーなサルサがお酒にも合う「ラテン」の3種類が揃う。どれもパンケーキの既成概念を壊すインパクトのある味わいだ。

■逗子×ハワイのインテリア
 
 「サンデー ジャム 原宿」はビルの2階にあり、日差しが差し込む大きな窓と、明るい色を組み合わせたインテリアが印象的。入り口付近には、サーフボードのような大テーブルがあり、そのまわりにはアンティークの「イームズ」チェアがカラフルに並んでいる。窓際には、映える鮮やかなブルーのソファを設置した。逗子のお店の目印でもあるテントと同じ素材で、二人の知人に依頼したスペイン製の帆布だという。2階へ登る階段に描かれた波やサーファーのペイント、店内に飾れた写真の数々も、逗子のアーティストが手がけたものだ。

 パンケーキマニアもうなるパンケーキを、逗子へ行かずとも、日曜日でなくても食べられる「サンデー ジャム 原宿」。営業時間も長く朝9時~夜10時までやっているので、ブランチでもディナーでも、ぜひ一度足を運んでみて。

【店舗情報】
住所:東京都渋谷区神宮前4-28-28 ルチェッシモビル2F
電話番号:03-3478-5707
営業時間:9:00~22:00(フードL.O. 21:00、ドリンクL.O.21:30) 不定休
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