【7月27日 MODE PRESS】代々テキスタイル業を営むインドの歴史あるEssma Groupが、世界最高品質のカシミアを使ったストールやスカーフを展開するブランドとして約10年前に創立した「エズマ(EZMA)」。インド国外では英米を中心に販路を広げているが、この度“品質にこだわる”日本での本格展開に向け、都内で開催されたJFW インターナショナル・ファッション・フェア(International Fashion Fair)に参加した。

■最高品質へのこだわり

 一言に“カシミア”といえど、商品価格の違いにも表れているように品質はピンからキリまで幅広い。そんな中「エズマ」の商品は、軽さや肌触り、光沢感と一目で高品質とわかるカシミアだ。徹底してこだわった物づくりによって、シーズン毎に世界中から最良のカシミアを選び出され、伝統的かつ現代的な方法によって製品を作り出す。その品質の高さは、世界でも数少ない一流メーカーとも肩を並べるほど。

■アメリカで大人気

 現在、スカーフやストール、ショール、ブランケットを展開しており、中でもバリエーションが豊富なのがわずか60gの軽さで柔らかな手触りが特徴の「スフレ(souffle)」シリーズ。ベーシックなカラーやポップなシャーベットカラー、グラデーション、プリント柄、スワロフスキーをあしらったものなど多彩なデザインが揃う。見た目、質感ともに夏でも使える軽さだが、カシミアならではの保温性も備えているので一年中活躍してくれる逸品だ。既に展開しているアメリカでは、2年連続“最も売れたカシミアストール”に選ばれた。日本では、単色は1万5000円、グラデーションのデザインは1万8000円で展開予定だ(どちらも予定価格)。

 そのほか、より高品質なカシミアを使った滑らかな大判ショール「インペリアル」、南米のヤギの毛を使った「ビキューナ」などラグジュアリーな素材を使ったアイテムも展開している。フランスのレース刺繍を取り入れたフェミニンなデザインや秋冬向けにより厚手に仕上げたデザインなども揃う。全面にインドの伝統的な刺繍をほどこしたまるでアートピースのような豪華なショールは、熟練の職人がなんと600日をかけて完成させた作品だ。

 来日した「エズマ」のサミール・マヘル(Sameer Mehra)社長は、「日本は品質に重きをおいている国です。良いパートナーとなる取引先を見つけて商品を展開していきたい」と展望を語った。(c)MODE PRESS