音楽フェスで薬物使用し7人死亡、5人昏睡状態 ベトナム

09月17日 21:05


ベトナムの首都ハノイで、薬物使用により7人が死亡したEDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)のフェスティバルの会場入り口(2018年9月17日撮影)。(c)AFP PHOTO / Nhac NGUYEN


【9月17日 AFP】(写真追加)ベトナムの首都ハノイで16日に開催されたEDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)のフェスティバルで、薬物を使用した7人が死亡、5人が昏睡(こんすい)状態に陥った。当局が明らかにした。現在、薬物の特定を進めているという。

 音楽フェス「月への旅(Trip To The Moon)」は同日夜、ナイトライフやクラブシーンを楽しめる場所として外国人居住者や若者に人気が高い西湖(West Lake)地区で開催されていた。

 犠牲者は全員ベトナム人で、何らかの薬物の陽性反応が出たという。この事態を受けて、地元当局は全てのEDMフェスの開催を禁止した。保守的な土地柄とされるハノイに、衝撃が広がっている。

 ハノイ警察幹部のグエン・バン・ビエン(Nguyen Van Vien)氏は17日、報道陣に対して「警察の捜査官らが、薬物の種類の特定を進めている」と語った。

 薬物関連死と確認された場合、今回の惨事は世界的にも近年まれにみる音楽フェスでの集団死亡事件となる。

 捜査官らはまた、会場に薬物を持ち込んだ人物の割り出しも急いでいる。(c)AFP