ツアー復帰を果たしたマレー、ウィンブルドンに向けて再び前哨戦出場へ

06月23日 11:50


男子テニス、フィーバーツリー選手権、シングルス1回戦。リターンを狙うアンディ・マレー(2018年6月19日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / Glyn KIRK


【6月23日 AFP】男子テニス、元世界ランク1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は、次週開催されるネーチャーバレー国際(Nature Valley International 2018)でワイルドカード(主催者推薦)としてプレーすることが決まり、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)に出場するかどうかの判断材料にするとしている。

 通算2度のウィンブルドン制覇を成し遂げている31歳のマレーは、11か月ぶりのツアー出場となったフィーバーツリー選手権(Fever-Tree Championships 2018)の初戦でニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)に敗れており、英イーストボーン(Eastbourne)では十分な手応えをつかめることを期待している。

 昨年7月のウィンブルドン準々決勝でサム・クエリー(Sam Querrey、米国)に敗れたのを最後に戦列を離れ、今年1月にはオーストラリアで腰の手術を受けたマレーは、現在の世界ランキングが156位まで後退しており、2006年以来となるイーストボーン大会では、実戦での調子を試すことに意欲を燃やしている。

「イーストボーンのグラス(芝)コートで、もっと長く時間を過ごせるか楽しみにしている。ここでは2010年に国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup)でプレーしたから、コートや施設の素晴らしさは知っている。今週はクイーンズクラブ(Queen's Club)に戻れてよかった。来週はデヴォンシャー・パーク(Devonshire Park)で足場を築いていけることを望んでいる」

 2012年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2012)で優勝し、五輪でも2度の金メダルに輝いているマレーは、キリオスとの試合でショットや動きに鈍さを露呈してしまう場面があった一方で、全体的には持ち前の闘志あふれるプレーをみせてフルセットの勝負に持ち込んだ。(c)AFP