アフガン首都のホテルで襲撃事件 7人負傷 制圧作戦続く

01月22日 07:53


2011年にアフガニスタンの首都カブールで発生したホテル「インターコンチネンタル・カブール」襲撃事件で、現場に出動する兵士たち(2011年6月29日撮影)。(c)AFP PHOTO / Pedro UGARTE / AFP PHOTO / PEDRO UGARTE


【1月21日 AFP】アフガニスタンの首都カブールで20日夜、高級ホテル「インターコンチネンタル・カブール(Intercontinental Kabul)」に少なくとも4人の武装した襲撃犯が侵入し、宿泊客に向けて発砲する事件が発生した。当局によれば、襲撃は現在も続いており、治安部隊が制圧作戦を行っている。今のところ犯行声明は出されていない。

 当局は、死者・負傷者は制圧が完了するまで確認できないが、これまでに7人の負傷者が病院に搬送されたほか、犯人側の2人が死亡したと明らかにしている。

 当局によると、襲撃犯は小型の武器や携行式ロケット弾発射装置(RPG)で武装している。

 同国内務省のナスラト・ラヒミ(Nasrat Rahimi)報道官はAFPに対し、「1階と2階の安全は確保された」と述べ、治安部隊は4階と5階の制圧に当たっていると明らかにした。

 同国では最近、ホテルなど外国人が多い場所を避けるよう度々警告が出ていた。同ホテルでは結婚式や会議、政治会合の会場となることが多く、襲撃発生時は、21日に開かれる情報技術(IT)関連の会議の出席予定者数十人が滞在していた。(c)AFP/Allison JACKSON