【1月11日 AFP】15-16イタリア・セリエAは10日、第19節の試合が行われ、ナポリ(SSC Napoli)は5-1でフロジノーネ・カルチョ(Frosinone Calcio)を下し、リーグ首位に浮上した。
この日行われた試合で、前節を終えて首位に立っていたインテル(Inter Milan)が0-1でサッスオーロ(US Sassuolo)に敗れたため、ナポリは2位に浮上したユベントス(Juventus)と3位に転落したインテルに勝ち点2差をつけてリーグ首位に立った。
昇格組のフロジノーネを相手に一方的な試合展開を見せたナポリは、ゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)がPKを含む2得点を挙げ、今季リーグ戦の得点数を18に伸ばしている。
1989-90シーズン以来となる優勝に弾みをつけるなか、かつてナポリでプレーしたディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏が称賛の声を上げた。シーズン中盤戦を迎えてナポリがリーグ首位に立つのは、マラドーナ氏がチームをけん引し、クラブ史上2度目の優勝を飾った同シーズン以来となっている。
マラドーナ氏はわずか4か月前、ナポリの不吉な序盤戦を受けて公にマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督を批判していた。
ナポリのファンで、マラドーナ氏のファンでもあるサッリ監督はそれを糧にし、この日結果で見返した。
マラドーナ氏は伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に対し、「私たちが長年待ち望んでいたナポリの結果を耳にして大喜びしている。ナポリ(Naples)の街やファンも喜んでいるだろうと思うと、私もよりうれしくなる。ナポリよ突き進め。リーグ優勝を飾ってもらいたい」とメッセージを送った。(c)AFP