1つの体に2つの顔、豪シドニーで珍しい双子誕生

05月13日 14:43


フランス北部ランス(Lens)の病院で撮影された、母親の指先に触れる新生児の手(2013年9月17日撮影、資料写真)。(c)AFP/PHILIPPE HUGUEN


【5月13日 AFP】オーストラリアで、1つの体を共有し、2つの脳と顔がある結合双生児が誕生した。両親は娘2人の誕生を喜び、「小さなオージー・ファイター」と呼んでいる。地元メディアが12日、報じた。

 女性週刊誌ウーマンズ・デー(Woman's Day)によると、シドニー(Sydney)在住のレネイ・ヤング(Renee Young)さんとサイモン・ハウィー(Simon Howie)さん夫婦は、妊娠19週の超音波検査で、胎児が非常に珍しい「二顔体」であることが分かった。

「体は1つしかないけど、私たちは2人を双子と呼んでいます」。ハウィーさんは同誌にこう語った。「私たちにとって2人は自分たちの娘。愛しています」

 ヤングさんは予定日より約6週間早い今月8日、緊急帝王切開により双子を出産した。

「ホープ(希望)」と「フェイス(信念)」と名付けられた2人には、通常とは異なる形の頭蓋骨と、同じ特徴を持つ2つの顔があり、別々の2つの脳はその脳幹でつながっている。四肢と臓器は1人分を共有している。