シー・シェパード抗議船、燃料切れで帰港・船長は成果を強調

03月11日 18:41


2008年1月18日、米環境保護団体「シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)」の船「スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)」号に、日本の捕鯨船に侵入し拘束されていた活動家2人を戻すオーストラリア税関の船。(c)AFP/SEA SHEPHERD CONSERVATION SOCIETY


【3月11日 AFP】南極海で日本の調査捕鯨を妨害している米環境団体「シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)」は11日、同団体のウェブサイトに声明を掲載し、抗議船「スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)」号が燃料切れのため帰港すると発表した。  同船のポール・ワトソン(Paul Watson)船長は、「われわれは南極海から撤退せざるをえないが、今シーズンできることはすべてやり、大きな成果を得た。われわれは約500頭のクジラを救ったと信じている」と明らかにした。  スティーブ・アーウィン号は今シーズン、2度にわたり南極海で活動し、日本の調査捕鯨を繰り返し妨害した。ワトソン船長はシー・シェパードは約5週間半、つまり捕鯨シーズンの半分の期間、捕鯨活動を阻止したとしている。(c)AFP